集中力を上げる方法として”締切を設定する”という方法があります。
パーキンソンの法則を簡単に言いますと、「締め切りがないといつまでもダラダラ作業が長引くよー」と言っています。
締め切りを作ることで今までよりもはるかに集中できるようになるんですね。
この記事でははパーキンソンの法則について書いていきたいと思います。
目次
パーキンソンの法則とは?
第一法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第二法則「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」
これがパーキンソンの法則というやつです。
最初にも言いましたが締め切りがなかったらいつまでも終わらないよってことです。
勉強や仕事・雑事に大きく関係するのは第一法則ですね。
たしかにいつまでに終わらさないといけないって期限がなかったら、先に締め切りのある方をやってしまいますし、手をつけても「なんか集中できないなー。でも締め切りないからいいか。」ってなってしまいます。
これはあらゆることに共通することでしょう。
たしかに勉強も「そのうちTOEIC900点越える」よりも「1年後には900点越える」の方が期限があってわかりやすくやる気でてきますよね。
期限ないとどんどん先延ばしにしてしまいます。汗
学校でも「提出はないけど復習がてら個人でやっとけよー。」って言われた提出のないプリントとかやりません。
夏休み終了ギリギリになってから宿題を終わらせる人が多いことから「学生症候群」とか言われたりもするそうですがまさにって感じですよね。笑
タイムマネジメントが下手な人はパーキンソンの法則を無視している
同じような勉強・仕事をしていてもめっちゃ時間がかかってようやく終わらせる人と短時間で終わらせる人がいます。
時間がめちゃくちゃかかる人の多くはパーキンソンの第一法則を無視していることが多いんですね。
効率よく短時間で物事を進めている人は意識的か無意識的にかは別としてパーキンソンの法則をうまく使っていたりします。
パーキンソンの法則を利用して勉強の効率を高める方法
これはめっちゃ簡単なことでして、「締め切りの時間を設定する」だけです。
締め切りがないと半永久に終わらないというのがパーキンソンの法則なので、逆に言うと締め切りさえあればその時間までに終わるんですよ。
明らかに締め切りが先にあるものは自分で細かい締め切りをたくさん設定します。
例えば
資格試験
大学受験
など。
この辺りは受験日が何ヶ月も先だとイメージが湧かないので締め切りとして機能してくれないんですね。
だからみんな1,2ヶ月手前ぐらいから慌てて勉強に力を入れるわけですが間に合わない人もたくさんいます。
こうならないために小さく締め切りを作ってパーキンソンの法則を発動させましょう。
短期目標と長期目標で考える
このときに大切なのが短期目標と長期目標設定の考え方ですね。
勉強計画をうまく立てるとパーキンソンの法則を利用できるようになるわけです。
いつもぎりっぎりまで資料作成や宿題が終わらない人は自分で締め切りを作りましょう。
うまくパーキンソン法則を使えるようになると今までとは比べ物にならないぐらいの集中力と効率を手に入れられるので、短時間で量をこなすことができるようになりますよ。
ちなみに資格とか受験で「まあ来年も視野に入れよう。」と延期したり浪人を覚悟してしまうと1年の余裕が気持ちの中でできてしまいます。
次の試験で絶対合格するという覚悟を最後の最後まで持ち続けてくださいね。
締め切りの作り方
自分で締め切りを作ると言っても「すでに締め切りが設定されているもの」と「締め切りが設定されていないもの」に分かれてますよね。
でもどちらにも新しい締め切りを作ることができるのでその方法を見ていってみましょう。
すでにデッドラインが設定されているものに新しい締め切りを作る
仕事や宿題のように1週間後に提出!と期限が決まっているものは1週間経つ直前に自然とがっつり集中してこなす時間がでてきます。
ですがここでもう一歩踏み込んで自分でも締め切りを作ってみましょう!
たとえば「本当の締め切りは1週間後だけど5日後を締め切りとする」といった感じです。
そうすれば早く完成するので一旦確認をいれて不備がないかとか最終的な調整ができるようになります。
ギリギリにできたらそんな余裕ないので気持ちにも余裕がなくなって常にストレス全開ですよね。
と言ってもやはり自分で決めるものなので「まあ本当は後2日あるしな。」って思いかねません。
慣れるまではちょっとした罰ゲームを用意してもいいでしょう。
周りに5日で終わらせないと飯おごるわ!って言っておけば本気出るでしょう。笑
締め切りが設定されていないものには自分で締め切りを作る
これは締め切りを自分で作らないと相当好きなものでない限り全然やる気出ません。
というかやらないでしょう。
「いつでもいいから提出してー」って言われたら空き時間にやろうって思うんですけどそんな時間はこないのでずっとやらないままになります。笑
なのでやった方がいいことの場合はさっきと同じように自分で締め切りを作ります。
1週間で出来そうなら1週間後に出すと決めて締め切りを作る習慣化が終わるまでは失敗したときに罰を用意しておくといいかもしれません。
残業や会議を減らすのも同じ考え方でOK
「今日中にこの仕事を終わらせる!」という締め切り設定では少し弱いです。
なので何時までにどこまで終わらせるのかをしっかりと設定しておきましょう。
残業を減らすには〇時までには絶対退社!と決めておくことで無駄な作業を省いて時短できるようになります。
残業を減らすときに気を付けたいことが”少しずつ残業を減らしていく”こと。
さすがにいきなり1時間、2時間も残業を減らすのは難しいのでいつもの退社時間から5分だけ早く帰れるようにしましょう。
これを1週間ぐらい続けてまた5分早く帰れるようにする。
1か月続ければ前よりも20分も早く退社できるようになりますよね。
半年も続けていけば定時退社できるようになってる可能性もあるんじゃないでしょうか。
会議の時間を短くするの場合も同じような考え方いいでしょう。
2時間用意されてた会議の時間を1時間50分にしてみてください。
余裕で終わります。
案外ダラダラしてなんとなーく会議に参加してる時間が多いので、少しずつ削って短時間集中型の会議を目指していきましょう。
1:1のミーティングなんかだとこっちから時間指定していくといいですね。
「自分との約束を守る」はパーキンソンの法則を使うために絶対必要な考え方
締め切りを作るの大切なんですが、「自分で作った締め切りは必ず守る」ということを意識してください。
せっかく締め切りつくっても「まあまだ本当の締め切りは先やからいいか。」とか思ってるとどんどん締め切りを作る意味がなくなっていくんですよ。
結局一応自分締め切りを作っても意味ないから守らなくなるだけでなく、締め切りを守らない自分にどんどん自信をなくしてしまいます。
守らない約束は意味なので作った締め切りはしっかりと守りましょう。
量と時間の両方で区切る
勉強や仕事の作業量を確保するために「量」で区切る場合ありますよね。
10ページ終わったら今日はOKみたいな感じで。
これだけだとどんどん使う時間が長くなってしまうので、時間で区切る習慣も作っていきましょう。
10ページを〇時までに終わらせると決めておくとパーキンソンの法則が働き早く終わらせることができるようになります。
パーキンソンの法則を意識するとなぜ早く終われるようになるのか
- 集中力が増す
- 工夫し始める
この2つの理由がパーキンソンの法則をうまく利用して効率を上げられる理由です。
単純に終わりの時間が決まっていて結構ギリギリな時間だと集中して作業を進めないと終わりませんよね。
ダラダラしてる時と比べれば1,5~2倍ぐらいの集中力は簡単に得ることができます。
といっても集中力だけで時短できるのは限られてます。
そこで今度は工夫をし始めるんですよ。
どうすればあと1時間短くしても作業終わらせられるのか。
順番を変えてみたり自動化してみたりと工夫し始めることでさらに時短できるようになってくるんですね。
ポジティブなプレッシャーがレベルの高い作業を作り出してくれます。
工夫をしていくときはパレートの法則を意識すると不必要な作業をバサッと切り落とすことができますよ。
休憩をたくさん挟むことでさらに効率アップ!
パーキンソンの法則を使って短時間で作業を進めるようになったら休憩にも気を付けましょう。
25分作業→5分休憩を繰り返していくポモドーロテクニックを使って作業を進めていくとずっと作業を続けるよりも疲れにくいですし、何より何度も休憩で締め切り効果を発揮できるので集中力を高めることができます。
僕の場合ポモドーロテクニックを知ると効率が一気に上がったので今では「休憩しない=サボり」ぐらいの位置づけですね。
まとめ:パーキンソンの法則を有効利用して効率をどんどん上げていこう!
ほんのちょっとしたことでも締め切りを決めることで集中力が上がります。
今日の宿題や明日の仕事からまずは1つでいいので締め切り効果を体験してみてはどうでしょうか?
締め切りの決め方がわからないという場合は自分で~時間はかかるかな?って思っているよりも短い期間にしてみるといいです。
意外なことにだいたい自分で決めた時間かそれよりも早く終わらせることができますよ。
どうもやる気が出ないという方は「ドーパミンを増やすことで集中力とやる気が上がる!ドバドバ分泌させる13の方法」を合わせて読んでみてください。