ゲームは時間の無駄。
ゲームをするとバカになる。
こんなことを言われたのは今は昔の話です。
思い出してみてください。
学校で成績上位にいた人結構ゲームしてませんでした?
僕の周りの賢かった友達は普通にゲーム好きで「ゲームとか時間の無駄やんw勉強した方がいいで。」とか言ってる人はいませんでした。
この記事でははそんな否定されがちなゲームにもメリットがあるんだよということについて書いていきたいと思います。
目次
ゲームをすることで得られるメリット
ゲームのプレイ中って現実で考えるとほぼ無双状態になってるんですよ。
- 心が強く精神力無限
- 失敗なんて怖くない
- 楽観的
- 創造的
- 勇気湧きまくり
- 協力的
やばくないですか?
この状態を現実の仕事や勉強、人間関係でも発揮できるようになったら人生も無双モードに入れますよね。
なんとゲームには人生無双モードに入るための効果があるんですよ。
ゲームで培った能力は現実でも活かすことができます。
注意力のコントロールが上手くなる
ゲームやってるときって頻繁に注意力をコントロールしますよね。
目の前の敵に集中するのはもちろん周りから2.3体目出てこないかも常に注意を張ってるわけです。
しかも注意の向ける方向を下手したら1秒未満の速さで高速に優先順位入れ替えたりしてるわけですから注意力上がらないわけがない。
こうやって鍛えた注意力は現実で使うことも可能です。
スポーツをしてる場合はゲーム内と同じように使うことができるので、試合中などの状況判断が上手くなるでしょう。
勉強や仕事の場合は目の前の作業へ注意を全力で向ける力が高まるので集中力がものすごく上がります。
けっか効率的に作業を進められるので生産性高くなるんですね。
悪い習慣をやめるときに役立つ
たとえばタバコをやめたいとしましょう。
タバコを吸いたくなったら10分テトリスをやるとあらかじめ決めておいて、実際タバコを吸いたくなったらテトリスやるんですね。
たったこれだけのことでタバコを吸ってしまう可能性が劇的に下がるんですよ。
ちょうどタバコ吸いたいっていう衝動の波が大きくなったタイミングをテトリスでやり過ごすことができるからです。
ゲームで衝動をやり過ごすことができるのは、注意がタバコ→ゲームに向かうから。
注意力高くなっても一番注意を向けられるのは一つですからゲームやることでタバコへ注意力を使えなくなって衝動がおさまります。
トライアンドエラーの大切さを学ぶことができる
ゲームはひたすらトライアンドエラーです。
何度も挑戦しては失敗して、成功に近づいていくというのを遊びを通して学ぶことができるんですね。
これに気づくことができれば、現実も同じようにトライアンドエラーを積み重ねることで成功できるんだという単純な法則がわかってきます。
最終的に成功するかどうかにはほかの要因もたくさんあるのでわかりませんが、成功するために最低限必要だということは無意識に理解できるようになるでしょう。
人間関係の改善
正直ゲームほど簡単に人と仲良くなれるものはないんじゃないでしょうか。
とくに人見知りとかですぐ友達を作るのが得意じゃない人は使えます。
これはゲームが面白いというだけでなく、「同じゲームをやってるときの脳の働きが同じになる」というシンクロが起きているから。
見てわかりやすいのは表情や呼吸ですかね。
同じゲームを一緒にやってるときはかなりリズムが近くなります。
ちなみに家族間のコミュニケーションにも使えますよ。
子どもとあまり会話がないって場合は一緒にゲームするといいでしょう。
シンクロによってお互い話しやすい状態になりますし、共通の話題を作ることもできます。
自己効力感は別のジャンルでも有効
ゲームで自己効力感が高まります。
ゲームをしてるときってめっちゃ大量のトライアンドエラーをしてるんですね。
1時間に12〜20回は失敗してるとか。
たしかになかなか勝てないボスに新しい工夫をして何度も戦った記憶が。笑
現実ではあり得ないペースで失敗してるわけですが、同時に何回もチャレンジしなおして最終的には成功してるわけでもあります。
こうやってトライアンドエラーから成功を積み重ねていくことで、自己効力感を鍛えることができるんですよ。
自己効力感というのは「俺ならできる!」って感覚のことで、自己効力感がゲームで鍛えられると現実の自己効力感も高まります。
仕事とか勉強でも「俺ならできるんじゃね?」って思えるようになって何度もチャレンジしてるうちに本当にできるようになるんですね。
反射神経が鍛えられる
ゲームの中では突発的に何かが起こること結構あります。
予想してなかったところから攻撃が飛んできたり、急に何かが飛びててきたり。
警戒するにも限界があるのでこういうときは反射神経使って対応するわけですが、ゲームをしてると割と頻繁に突発的攻撃があって反射神経を鍛えることができるんですね。
もちろん反射神経を使わなければ鍛えられないのでアクション系のゲームをやるといいでしう。
逆にFFやドラクエみたいな戦闘もじっくり考えられるようなゲームだと反射神経を使わないので鍛えることができません。
判断力が鍛えられる
反射神経を同時にとっさの判断力が鍛えられます。
スマブラとかの格闘系のゲームをしているとどのタイミングでどの技を使うかの一瞬の判断が勝敗に関わってきます。
相手のキャラクターや戦闘スタイルにもよってきますし、その日の調子でも変わるので判断の連続なんですね。
鍛えられた判断力は現実のスポーツなどでも利用できるでしょう。
コミュ力上がる
ゲームでコミュニケーション能力が高まるというのは、とくに今後VRが進化すればするほど大きくなると思われます。
昔からオンラインゲームだとSkypeなどを使って音声通話をしながら、ネット上の誰かと会話しながらゲームをするということがありました。
ネットゲームではめちゃくちゃ強いボスがいまして、たいていの人はパーティーを組んで協力しないと勝てないんですね。
パーティーを組めば当然役割があるので、通話してるならお互い声をかけあいながら攻略するわけです。
このとき適切なタイミングでの会話が必要で、コミュニケーションの間を学ぶことができます。
また緊迫した戦闘なら簡潔な会話をすることにもなるでしょう。
ただぼーっとしてるときは軽く日常的なゲームの話をしたりするので、ゲーマーが一番気になるコミュニケーション能力を鍛えることにも繋がります。
情報処理能力が鍛えられる
ゲームのプレイ中の情報量は半端ないです。
その圧倒的な情報量を場合によっては瞬時に攻略に向けて処理しないといけないわけなので、情報処理能力が高まるでしょう。
瞬時の判断が必要ではない場合でも、情報を覚えて組み合わせて工夫して攻略を進めていくというのは現実の勉強や仕事にも応用できる考え方です。
ゲームという遊びを通じて情報処理能力を鍛えることができるというのはゲーマーとしては嬉しいことなんじゃないでしょうか。
ストレスに強くなる
ゲームを25年ほどやっていて思うのはストレス耐性かなり上がってるんじゃないかなということです。
特にネトゲ。
ネトゲって遊びなんですけど案外人間関係面倒なんですよね。
所属してるギルド(コミュニティ)が大きくなればケンカする人とかいます。
もし喧嘩が起きれば仲裁なりなんなりで解決しないといけません。
大規模のパーティーを組むなら他のパーティーの人たちともコミュニケーションを取らないといけないし、ボス戦するなら全員の集合時間とかもしっかりと決めないといけません。
割と現実で必要なストレスに対しての考え方はネトゲで育まれたかなと思いますね。
ちなみに「ストレスは考え方次第で敵にも味方にもなるよ。」とケリー・マクゴニガルが「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」にて言ってます。
想像力が高まる
新しいアイデアを生み出すには創造性と想像性が必要です。
ゲームの中でもとくにRPGでは想像力を鍛えることができるんじゃないでしょうか。
というのもゲームの世界は作った人たちが長時間かけて現実や理想から想像したもので作り出しています。
自分一人ではどう頑張ってもたどり着けない世界。
こういう世界にたくさん触れることで新しいアイデアのタネができ、どんどん斬新なアイデアが出てくるようになるんですね。
ゲーマーは引っ込み思案が多くわかりにくいですけど、実際100%の状態でアイデアを出してもらうと予想外なことを言い出したりするんですよね。
ちなみにゲーマーは脳内までゲーマーなので夢の中でもファンタジー世界に行きます。
結果朝目が覚めた瞬間に「これや!」みたいなアイデアも出てくるので、近くにゲーマーの人がいたらちょっと仲良くなってみるのもいいんじゃないでしょうか。
興味の幅が広がる
ゲームをしていると興味の幅が広がります。
例えばスマブラをしてるとしましょう。
スマブラにはいろんなゲームからキャラクターが集まってきているので、普段やらないゲームに関しても興味が出てくることあるんですね。
RPGの場合はいろんな世界観が表現されています。
建物も古代〜近世のヨーロッパだったり日本だったりといろんな建物があるわけですが、そういうのを見ていると建築の歴史に関しても興味が湧いてきたりするんですよ。
他にも三国無双とか戦国無双をやっていればその時期の歴史に少し詳しくなって「もっと知りたい!」って興味が湧いてくるかもしれません。
興味の元を作り出してくれるゲームはいろんなことを知るのにうってつけです。
仕事になるかも
この記事を書いている現在すでにゲームで稼いでる人はたくさんいます。
日本では10年前まだゲームで食っていくってのは考えられもしなかったんですが、今ならありえるんですね。
プロゲーマーになってる人もいればYouTubeで配信してる人もいます。
ブログ書いてる人もいますよね。
このように今後ゲームが仕事になる可能性はまだまだ広がっていくと思われるので、もし「一生ゲームばっかしときたいな。」って思ってるならゲームを仕事にするのも視野にいれてみたらいいんじゃないでしょうか。
学生の間ならまだ時間と気持ちに余裕があると思うので全力でゲームにコミットしてYouTubeやtwitchで収益化狙っていくのもありです。
学習意欲アップ
人によってまちまちかなって思いますが、ゲームは学習意欲を高めてくれます。
僕の場合で言いますと、高校受験が迫る中3の時期めっちゃネトゲしてました。
でも行きたい高校もあったので勉強しないといけません。
どっちもやろうとすれば「勉強をめっちゃ集中して早く終わらせる」しかないんですよ。
結果学校の授業中とかに勉強したり、塾の授業前に一気に宿題を終わらせるとかして短時間で勉強を進めるスキルを身に付けることができました。
で、残った時間はゲームすると。
「いや、ゲームしてた時間全部勉強したらもっと成績良くなるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、勉強の効率を上げるにはメリハリが大事です。
休憩なしであまりに頑張りすぎると燃え尽き症候群になって何も手につかなくなる可能性があるので気をつけましょう。
ゲームが好きならゲームを抑制しすぎずメリハリつけていくのが大切です。
肉体的苦痛を遮断する
ゲームデザイナーのジェイン・マクゴニガルの「スーパーベターになろう!」によると、重度のやけどを負った人がゲームをすることで痛みの30~50%を遮断できると言われています。
これは今後病気の治療にも使われていくでしょう。
僕は大きな病気や怪我をしたことがないので想像でしかないですが、肉体的な苦痛がゲームによって緩和されるというのは、医者と患者の両方にメリットがあるでしょう。
患者としても痛みは少なければ少ないほど精神的な負担を抑えることができますし。
ソーシャルゲームは微妙かも
スマホゲームの中でもあまり役に立たないんじゃないかなと思うゲームが結構あります。
RPGやパズルゲームの場合は想像力を使ったり考える頻度が多いので、脳に良い変化を起こす可能性は十分にあります。
しかしいわゆる放置ゲーと言われているようなものは効果ないかなって感じですね。
放置してるだけだと対して想像力使いませんし、思考もしませんから。
あと最近のスマホゲームは素材集めでオート放置ってのも多いので、時間の割に脳への効果は期待できないでしょう。
計画性が身につく
スマホゲームやネトゲでは計画性を身に付けることができます。
新しい装備を整えるのにはゲーム内通貨が必要ですからどうやってお金を貯めるか考えないといけません。
お金がたまれば今度は
- どの順番で装備を整えていくのか
- どこまで強化するか
- だいたいどれぐらいのお金が必要になるのか
とか考えますから結構計画性いるんですよね。
順番間違えると全然効率上がらなかったりするので案外頭使います。笑
運動不足解消
今後のVRゲームの話になりますが。
VRゲームの動画を観ればわかるんですが、現代のVRは自分の体を動かしてゲームするんですよね。
なので今最大の問題と思われるゲーマーの運動不足が解消されるでしょう。
しかもVRゲームは没入感がすごいので、ゲームしながらお菓子を食べるてことが減って無駄に太る可能性を減らしてくれるというおまけつきです。
ただもしSAOみたいにVRが進化しすぎて仮想現実にフルダイブとかできるようになるとこどはもっと運動不足の人が増えるでしょう。
ゲームのデメリット
ちょこっとだけゲームのデメリットにも触れておきましょう。
デメリットを知っていれば対策ができますからね。
体力の低下
ゲームをしている間基本的には座ってますよね。
しかもゲームって割と長時間やることになるので、その間体を動かさないとなればただただ運動不足で体力低下します。
体力が低下することのデメリットはめちゃくちゃ大きくて仕事や勉強中の
- 集中力が下がる
- 生産性下がる
- やる気も下がる
といった感じでいいことないので、運動もしましょう。
これはゲームだけに言えることじゃないですけどね。
ちなみに僕はあまり集中しなくてもできる類のゲームをするときはトレッドミルデスクでウォーキングしながらゲームするので運動不足にはなりません。
時間がなくなる
ゲームにはメリットがあるのでやる必要はないです。
ですが、最大のデメリットとして「ついついやりすぎてしまう。」ってのはあると思うんですね。
ゲーム好きなら一度は「10分だけゲームしようと思ってたら1時間経ってた。」ってことありますよね。
1回ぐらいならいいですが、頻繁にやってしまうようなら目標達成まではゲームを封印したほうがいいかもしれません。
誘惑に弱くなる
上のことが起きる理由は誘惑に弱くなるからです。
ゲームをすることでドーパミンがドバドバ分泌されるので、目先の誘惑に弱くなっちゃうんですよ。
結果ゲームをついやりすぎてしまうと。
それだけでなくお菓子とかの誘惑にも弱くなってしまうので、ダイエット中の人は気をつけましょう。
視力が低下する
人によって差は大きいですが、視力低下の原因になることもあります。
ゲームしてる時って姿勢が崩れやすいですから無駄に画面に近づきがちなんですよね。
またずっと同じ距離で視界を固定してますから視力が落ちやすい環境ということは否定できません。
ですが朗報もあります。
最近は数例ですがVRゲームによって視力が回復したという報告もあるんですよ。
今後研究が進むことによってゲームでは視力が落ちるどころか回復するようになる可能性があります。
まとめ:ゲームは使いこなしたら大きなメリットあり。デメリットは知ってれば回避できるんじゃないかな。
ゲームは時間の無駄とかデメリットばかりだと言われていますが、案外メリットも多いんですよ。
うまく取り入れていけば人生充実すると思うので、ゲーマーはゲームとうまく付き合って人生を楽しくしていきましょう。
少なくとも「ゲームは時間の無駄。バカになる。」と言われてたのは科学的にも間違いだったと証明されてるので、ゲームに後ろめたさを感じなくてOKです。