あなたはいつも目標を達成していくタイプでしょうか。
それとも目標を決めるもののいつの間にか見失っていくタイプでしょうか。
ほとんどの人は目標を設定しても達成できずに行動をやめてしまうと思うんですね。
そこで「あーやっぱり自分はダメなやつだ。」と落ち込んでしまったりするんですが、目標が実現できないのはあなたがダメなやつだからではありません。
この記事ではは目標達成率をあげるために知っておきたいことについて書いていきたいと思います。
目次
目標達成率を高めるには明確性を意識する
あなたの目標は明確ですか?
明確とは「はっきりしていて確かなこと」です。
金持ちになりたいとか痩せたいという目標を掲げる人は多いですよね。
しかしこれでは明確とは言えないんですよ。
もう少し目標を明確にすると年収1000万とかダイエットで10kg痩せるという感じになりますね。
そこからさらに明確さを増そうとすれば何をして年収を増やすのかとかいつまでにとかの期限がついていたりします。
このように明確さを上げていけばいくほど目標に対してのイメージが強くなっていくので達成率は劇的に上がっていくでしょう。
目標を明確にするということに関してはアメリカのイェール大学の調査がありまして、「明確な目標を書いた人はたったの3%で20年後明確な目標を書いた人たちは他の人に比べると30倍の資産を持ってた」というのがあるんですよ。
目標を明確化するというのは面倒ですが必須の工程です。
明確性の中にある3つの要素
真意
あなたが今この記事を読んでくれているのは「達成したい目標はあるんだけど全然行動できない」と思ってるからかもしれません。
目標達成の真意とは「なんとしてでも今の目標を達成したいのか?」ということになります。
他にやることがないから立てられた目標とか周りが大学に行くから自分も受験するというような目標の立て方には真意がないということですね。
あなたの目標は何としてでも達成したいものでしょうか?
なぜその目標を達成したいのかをはっきりさせないと何としてでも目標を達成したい!とはなりにくいでしょう。
今の目標はなぜ達成したいのでしょうか。
これは目標を明確にして行くために大切なことです。
例えば
お金持ちになりたい→できるだけ早い段階で一生のお金を作りたい→余裕を持って好きなことだけで生きて行く
お金持ちになりたい→子どものころ貧乏で欲しいものが買えなかった→お金で苦労したくない
このように最初に浮かんだ目標を「なぜ?」という言葉を使って掘り下げていきましょう。
もしかしたら根元には意外な理由が隠されているかもしれませんよ。
期限と数値
期限のない目標はただの願望に過ぎません。
学校の宿題に提出期限がなければほとんどの子たちはやらずに遊ぶでしょう。
目標を設定するときは必ず目標をいつまでに達成するのかというのも決めてみてください。
一気に達成率は上がるでしょう。
ただ、期限を「あ、ちょっと間に合いそうにないから1ヶ月ずらそう。」みたいな感じで軽く設定しているとあまり効果はありません。
「1年後の来年2月までに副業で20万稼げていなければやめる」というレベルで期限を設定していくと一気に危機感があおられて効果が高まりますよ。
いっそのこと目標達成できるまで関係のないことはバッサリと切って時間確保するのも大切ですね。
魅力度合い
自分にとって魅力的な将来がイメージできる目標でなければやる気でないでしょう。
例えば親から会社を引き継ぐことになった時魅力を全く感じていない分野ならあまり力が入りませんよね。
逆にものすごく魅力を感じている分野だったらものすごく頑張れるでしょう。
目標設定の方法
目標設定の方法を間違っていれば目標を達成できる可能性が激減します。
遠回りでも達成できるかもしれませんができればサクサク目標達成して次にいきたいですよね。
STEP1:大きい目標を立てる
まずは目標を立てましょう。
ただし立てる目標はできるだけ大きく!
少なくとも「このまま今の状態を続けてれば達成できるなー」と思うよりも少し大きめにして、「ちょっと頑張ったら達成できるかも」と思えるような目標がいいです。
最低限頑張るレベルの目標以上ならどれだけ大きくても全然おっけーです。
目標が大きければ大きいほどやる気が出たときはものすごい集中力を発揮することができますよ
大きい目標というのは人それぞれ全然違うと思うので他人と比べる必要は全くないです。
自分で「めっちゃでかい目標立てた!」って思えたらいいんですね。
あとは目標に向かって頑張っていくだけです!
と言ってもそこにはさらに目標設定方法のコツがあります。
STEP:2目標は細分化する
大きい目標を立てたら今度はその目標までの道のりを細かくしてみましょう。
目標を大きくしたのはいいけどどうやったら達成できるかわからないってぐらいな目標もあると思います。
なのでまずは大きな目標をちょっとだけ小さなことにしてみるんですね。
宇宙飛行士を目指す場合は
- 理系の大学に行く
- 英語の勉強をする
- 宇宙の勉強をする
- 体力つける
とか色々ありますよね。
とにかくやるべきことを書き出してみましょう。
思い浮かべるだけじゃなくて書き出すことで実際どんなことをしないといけないかがわかりやすくなるのでいいですよ。
少し小さな目標を書き出した後はどんどん細かくしていって
- 1年の目標
- 半年の目標
- 1ヶ月の目標
というふうに1日の目標(やること)まで細かくしていくことでこれから毎日どんな生活をしていけばいいかってことがわかります。
目標が大きければ大きいほど毎日をしっかりと予定立てて過ごさないといけないってことがわかってどんどんやる気が出てきます。
やる気がでない一番の原因は「何をすればいいかわからない」ってことだと思うんですね。
毎日やるべきことをハッキリさせていきましょう。
今日1日のやることを「できるだけ疲れず効率的に」できるtodoリストの作り方としてアイビー・リー・メソッドというのがあります。
これを取り入れるだけで劇的に効率が高まるので、興味がある人は取り入れてみてください。
STEP:3少しだけ高い目標を目指す
さっき書いたように目標は頑張ったら達成できそうな大きさにしましょう。
宇宙飛行士が大きすぎて実感わかない場合はまず”理系の大学を卒業する”を目標にしていいし、その後”英語が話せるようになる”と少しずつハードルを上げていくと挫折が少なくなっていいですね。
階段もいっきに2段3段って飛ばして上るのはきついですよね。
5段とか本気でジャンプしないと届かない距離です。
簡単に階段を上るには1段ずつゆっくり上がればいいだけっていうのはわかると思います。
大きな目標も同じなんですよ!
小さく小さく区切って階段を1段ずつ登るようにゆっくり越えていきましょう!
STEP4:目標達成できたらすぐ次の目標を
小さく区切った目標が達成できたらすぐに次の目標を立てましょう。
”理系の大学に入学”できたら次は”卒業”とか英語の勉強とか色々ありますよね。
目標を達成したときに「疲れたからちょっと休憩」って感じで休んでしまうとそのままずるずる休憩が長引いて、最終的にめんどうさであきらめてしまう可能性がでてきます。
燃え尽き症候群みたいな感じで動く気力が出てこなくなるんですね。
なので目標を達成したらすぐに次の目標を決めましょう。
目標を決めたからって次の日からバリバリ活動しないといけないってことではないです。
次のゴールを決めてから一週間ほど休養した後に、またがんがん目標に向かっていけばいいだけなんですよ。
目指すべき場所が決まってるってめちゃくちゃ大切です。
目標達成イメージを1つに絞る
人間は複数のイメージを同時に強く浮かべることができないようです。
なので目標を2つも3つも同時進行させようとすると目標達成が一気に難しくなってしまうんですよ。
目標は1つに絞ってイメージ化→行動していきましょう。
同時に複数やるよりも1つずつ目標を達成していった方が結果として早く全部できます。
1年の初めにたくさん目標を作ってもう何年も進んでいない人は1年に一つだけ目標を作ってみるといいですね。
その一つだけ立てた目標をしっかりとイメージ化してください。
達成した瞬間、達成した後の生活や周りとの関係なのイメージを細かく具体化していくとモチベーション維持に役立ちます。
イメージ化したものは少し時間が空いた時とかに頻繁に思い返すと目標達成率が高まりますよ。
目標のイメージは定期的に更新する
達成したときやその後のイメージをする以外にも写真を使ったり文字に書き起こしたりするのも目標達成のイメージ化の一つです。
頭の中で想像するだけよりも効果が高まるのは間違いないんですがこのような方法を使う場合はイメージを定期的に更新していきましょう。
目標設定したときのイメージと1週間後や1ヶ月後だと少し変わってくることがありますし、行動することで具体的になることもあります。
目標に近い写真や文章を残せるようになるとさらに目標達成の可能性が高まるのでイメージは更新していきましょう。
目標達成した時のことをイメージしまくる
イメージの更新と同時にやって欲しいのが想像すること。
「これもう何回も見たわー。」って思った人が多いんじゃないでしょうか。
しかし実際に毎日最低3回ぐらい目標達成をイメージしてる人はどれくらいいますか?
ほとんどいないと思うんですね。
通勤通学中やちょっと暇でぼーっとしてる時間に目標達成したときのイメージを何回もしてみてください。
すると行動が変わってきます。
すでにその状態になってる自分が当たり前と脳が勘違いしてくれるので目標達成した後の動きができるようになってくるんですよ。
受験勉強が全然進まないという人は毎日通学中にガリガリ勉強しまくってる自分を想像してみてください。
寝る前にも想像してください。
とにかく何度も想像をしていくのが大切になっていきます。
質より量をこなしてみる
目標達成しようとしたらめちゃくちゃ質にこだわると思います。
「なんかすげー効率いい方法」ないかなーって感じで。
でも実際効率がいいことを探してる時間にたくさん量をこなす方がいいんですね。
量をこなしている間にいつの間にか質はついてきます。
もちろん何も考えずにぼーっと量をこなしても、質は上がりませんが考えながら行動していると確実に質は上がってきます。
質を求めてノウハウコレクターや参考書コレクターになってる暇があるなら勉強しましょう!
一番効率がいい方法は「ひたすら行動すること」です!
- 関連記事:圧倒的な量は質をこえる!量から質への転換
達成可能性を高めるには少しだけ背伸びする
勉強なら前回の模試よりも10%高い点数を目指すとか仕事なら10%営業成績を上げるということになります。
10%ってしっかりと考えて行動して修正してってことを繰り返すと達成できるんですが、適当にやってると達成できないんですよ。
もしくは成功するか失敗するか5分5分の難しさの目標を設定してみましょう。
目標の達成必要性が高いものを選ぶ
人生の中でその目標が必要であればあるほど良いですね。
例えば同じ年収1000万でも”別にいらないけどステータス的に”と思ってる人と”本当に必要”だと思ってる人にとって”必要性”という部分では全く違ってきます。
娯楽関係でいうとプロゲーマーにとってはゲームをひたすらやって自分のスキルを高めていくのは必要なことですが、ビジネスパーソンとかには必要ではないですよね。
このように人によって同じものでも”必要性”に関しては全然違いますので「そもそも今目標に掲げていることは自分の人生で必要なものなのか」を常に意識しながら目標設定していきましょう。
時間を意識する
毎日なんとなく「今日も仕事終わったらもう他のことやる時間ないなー。」とか思って過ごしてないでしょうか。
ここで時間がないなりに工夫して少しでも活動するか疲れたと何もしないかによって目標達成できるかどうかが変わってきます。
副業とか趣味の世界でどんどん成長していく人も同じように仕事とか勉強することはありますからね。
毎日を「疲れたー」で終わらないようにする工夫としては時間を意識するのが効果的です。
僕たちは今1秒1秒を生きていると同時に1秒ずつ死んでいます。
なので時間を意識せず適当に過ごしてるというのはめちゃくちゃもったいないんですよ。
スケジュールを常にカツカツにする必要はありませんが、時間を意識して無駄を少し減らしてみましょう。
行動を振り返る
行動することはめちゃくちゃ大事です。
しかし振り返りをするのも大切なんですよ。
成功した時は何が良かったのかを考え失敗した時は何がダメだったのかを考える。
正直面倒なことですが毎回反省をするかしないかによって目標達成率が変わりますし、早く成長することもできます。
目標達成のためにやってはいけないこと
あなたの目標を達成するためにはなんでもかんでもやればいいというわけではありません。
むしろやることでマイナスになることもあるのでしっかりと対策していきましょう。
大きすぎる目標を立てる
悪いことではないですが、大きな目標を小さな目標に分解する作業が必要です。
大目標だけだと大きすぎて実感がわかず目標に向かってのモチベーションが湧きにくいんですよね。
なので大目標を一旦中目標ぐらいに分解してみる。
それでまだ分かりにくかったらさらに分解して小目標をたくさん作ってみる。
という感じで自分がわかりやすい大きさまで分解していきましょう。
そうすると目標に向かってどのように行動すればいいかもわかりやすくなりますし、モチベーション維持も楽になりますよ。
意志力だけに頼る
意志力は1日に使える量が決まっている体力みたいなもの。
なので高めることができるし節約することもできるんですよ。
意志力に関して詳しくは「意志が弱いから勉強が続かない?じゃあ意志力を高めてしまおう!」を読んでみてください。
しかし意志だけに頼るのは危険だったりします。
なんせ「落ちてるものを避ける」だけで意志力は消耗するのでいつの間にかなくなってるんですよね。汗
それに忙しければ消耗しますからかなり不安定な要素です。
なので意志力を高めるのは悪くないですが頼りすぎると全然行動できない日が結構出てくるので意志力頼りの目標設定はやめておきましょう。
何でもかんでも行動する
ガンガン行動していくのはとても大切です。
しかし目標達成に近づく行動をしなければ意味がないんですよ。
よくある例としては大阪に行きたいのに北海道方面行きの電車に乗っても着かないのと同じと言われたりしますね。
本をたくさん読んでいて一見努力しているように見えても書いてることを実践しなければ意味がありません。
このように行動が目標に向かっていない人って実はかなり多いので「自分が今やってることは目標に近づいていってるか」を常に意識しながら行動していきましょう。
目標達成できる可能性が1%でも高まる方法を探る
目標に向かって行動できないのはその目標に向かって努力しても成功するかわからないという恐怖があるからです。
そのために1%でも可能性が高まる方法はないか常に探しながら行動すると良いですよ。
1%可能性が高まることで自分の中での「いける気がする!」という感覚が一気に高まり行動力が爆発することもあります。
一番可能性が高まるのは行動すること自体だったりしますけどね。
スマホアプリで目標達成を管理
今は昔に比べて圧倒的に目標への道のりを管理するのが楽になりました。
目標達成のために作業時間を記録するアプリもたくさん出ているので自分にあったものを使ってみるといいでしょう。
まとめ:目標達成率を上げてやりたいことをやりたいだけできる人生を進もう!
一つの目標を作るときに明確性を高めたりイメージを定期的に更新とかとにかくイメージしまくるとか色々やるのはなかなか面倒です。
しかし慣れてくると何もせず目標に向かっていた時に比べて相当目標の実現率は高まるので時間を惜しまず使っていきましょう。