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神・時間術を読んで。マジで神レベルで時間を使える方法まとめ!

 

科学的に24時間を2倍にするという樺沢紫苑さんの「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」を読みました。

 

実際に24時間が48時間になることはあり得ないので、1日の密度が2倍になるということですね。

毎日締め切りに追われていてなぜか時間が足りないと感じている人は必読の一冊です。

 

この記事ではは「神・時間術」を読んで得られた学びについて書いていきたいと思います。

日本は仕事効率が悪い!?

 

日本の労働生産性(仕事効率)は先進国の中で連続圧倒的最下位。

日本人は勤勉だと言われていますが、実際は勤勉なわけではなく長時間労働しなければならない環境と考え方が出来上がってしまっているだけという可能性が高いんですよね。

 

個人的にも非効率だなと思うことは多々あるので今後改善していかないといけないわけです。

自分一人が頑張ったところで日本全体の労働生産性は高まらないですが、自分の仕事効率は高まっていくのでどんどんトライ&エラーで効率を上げていって欲しいですね。

 

これを知った上で時間術を利用していきましょう。

 

 

仕事のタイミングを調整するだけで時間は大幅に節約できる

 

朝の脳がすっきりしていて疲れていない時間帯には執筆のような頭をがっつり使う作業を行いましょう。

勉強でいうと数学や理科のような思考系の科目をやるのがいいですね。

 

事務系の仕事や暗記モノのような単純作業は頭がフル回転しなくなってくる午後以降に行うといいでしょう。

頭を使う作業を朝に終わらせることで午後の疲れた時間に無理やり思考しなくてよくなり、時短することができるんです。

 

これは同じことでも「作業するタイミングを変えるだけ」なのでものすごくハードルは低い方法になりますね。

だって順番変えるだけですから。

 

今までが社会→数学で勉強を進めていたなら、数学→社会にするだけですし、事務処理→文章作成なら文章作成→事務処理にするだけでいいのです。

しかもこういった思考系の作業は気持ち的に重たくなりがちですが、朝に重たい仕事や勉強を終わらせておくことで午後から軽い気持ちで仕事や勉強を進めることができるんですよ。

 

思考系の作業の方が集中力は必要になりますが、どれぐらい集中しないといけないのかをTodoリストに書いておくと適切なタイミングで作業できるようになっていきます。

 

 

朝型は仕事でメリットあるの?朝早く起きることで得られる9つの効果

 

暗記モノは寝る前にやる

 

数学や文章作成のような思考系は朝にやり、午後に暗記系やメール処理などの頭を使わない作業をすると良いといいました。

実は寝る直前の時間を使うと効率よく暗記することができるんです。

 

暗記は何かを覚えることになるわけですが、寝る直前に覚えてそのまま睡眠に入ると記憶の混乱が起きないんです。

「記憶の混乱」とは先に入ってきた情報を後から入ってきた情報が邪魔してしまいどちらも覚えにくくなってしまうこと。

 

朝一番に暗記モノをやるとその後1日中新しい情報が入ってくるので、暗記モノは1日の予定の最初じゃなく最後に入れると良いですね。

 

暗記後のテレビも新しい情報になってしまうので、暗記の後はストレッチや瞑想など副交感神経を働かせるようなことをして寝るようにすれば記憶の混乱が起きることもなく最大限暗記を進めることができます。

 

記憶力を良くする方法知ってる?これで効率良く暗記していこう!

 

運動をする

 

日本は特に運動の効果が甘くみられている傾向にあると思います。

ダイエットとか健康だけでなく集中力を高い状態で維持するためにも大きな効果があると言われているんですよ。

 

集中力を回復する効果としては運動は睡眠と同じぐらいの効果があります。

寝るのと同じってすごいと思いませんか?

 

もちろん睡眠を取らずに運動するだけでずっと集中力を高められるわけではないですが、休憩がてら軽い運動を取り入れていくことで集中力を維持することができるというわけです。

 

だいたい1時間に1〜5分程度運動すれば集中力は維持できてると感じますね。

 

この数分も勉強とか仕事を進めればいいと感じて実際に作業している人が多いですが、休憩を入れないとどんどん集中力は落ちていくのでトータルの作業量は運動をしない場合よりも落ちてしまうことに。

 

これは1日やってみるとわかるレベルの違いなのでぜひ試してみてください。

 

ちなみに10分間の運動で次の90分間仕事効率が高まるという研究があるので運動に集中力アップの効果があるのはしっかりと言われてるんですよ。

 

 

1日を「集中力と時間」で考えると時間の使い方は上手くなる

 

同じことをやっていても本気で集中して作業を進めている時とだらだらやってる時では1時間あたりにできる量が違うのは誰でも知ってると思うんです。

しかしそれを意識している人は少ないんじゃないでしょうか。

 

少なくとも僕の周りにはほとんどいません。

例えば今普段の仕事や勉強中より1、5倍の集中力で作業できるようになったとすればそれだけで1日は1、5倍になったと言えます。

 

なんせ1、5倍集中したらたいていの場合1、5倍速ぐらいになりますからね。

同じ24時間しか持っていないはずの人に大きな差が生まれる理由は集中力に差があるからなんです。

 

ほとんどの人はまず勉強時間や仕事の時間を増やすことを考えてしまいますが、先に集中力を高める方法を学んでみると1秒も時間を増やさずに量を増やすことができますよ。

 

 

モノによる雑念を排除する

 

あなたの机周りはどのような状態ですか?

綺麗に整理されているのかごちゃごちゃになっていて頻繁にものを探さないといけないのかで時短の出来具合は全く違います。

 

まずものを探さないといけない時間がものすごく無駄ですよね。

ビジネスパーソンは年間150時間捜し物に時間を使うと言われているんですが、これは1日8時間労働とすれば19日間探し物をしてるだけで使っているということになるんです。

 

全然仕事してないじゃないか。笑

もし探し物をほぼ0にできれば今より19日分も仕事を早くこなせるようになります。

 

今までの残業は実は探し物に時間を取られていた結果かもしれませんよ。

また、探し物をするたびに一旦集中力はリセットされてしまうと言われています。

 

一旦切れた集中がもう一度できるようになるまで23分ほどかかると言われているので、20分に1回探し物をしている人は1日中本気で集中できていないことになるりますね。汗

 

 

記憶力がない?それって脳のワーキングメモリーの浪費じゃない?

 

 

思考による雑念を排除する

 

頭の中でずっと考えていることってあると思います。

これには「今日の晩御飯何にしよう」とか「帰りに買うもの」とか些細なことも含みます。

 

こういった小さなことも含めて他にもやらないといけないことは全部書き出してみましょう。

頭の中で残しておくと常に「〜やらないと。」という感覚が残り、集中力と体力を使ってしまうんですよ。

 

これをツァイガルニク効果と言ったりします。

なんかめっちゃ疲れるなと思う人は今考えていることを全て紙に書き出してみてください。

 

僕が試した感覚ではスマホのメモよりも紙にペンを使って書き出したほうがスッキリしますね。

ツァイガルニク効果を減らすためには書き出すだけでなくスマホやPCで開きっぱなしのタブを全部閉じるのも効果的。

 

後で読もうと思って残してても読まないものがたくさんあるので1週間に1度ぐらいのペースで全部タブを閉じましょう。

 

 

短い制限時間を作る

 

以前にポモドーロテクニックについて紹介した記事を書いたことがありますが、これは25分までの短い作業と5分の休憩を繰り返すことで集中力を維持する方法です。

ポモドーロテクニックは疲れる前に休憩するから集中力が維持しやすいよということでした。

 

実は他にもいい部分があって、「初頭努力と終末努力という集中力アップ効果を得ることができる」こと。

初頭努力とは最初の5分程度スタートダッシュのように集中できる効果。

 

終末努力はラスト5分程度ラストスパートで集中できる効果。

これが1回90分だと全時間の9分の1しか使えないことになりますが、20分だと半分の時間スパートをかけている状態を作り出すことができるんです。

 

しかも疲れる前に休憩するので慣れれば1日中集中した状態にもなることもできますよ。

ストップウォッチを使って制限時間を見えるようにするとさらに効果的。

 

スマホのタイマーでもいいんですが、その場合全ての通知をオフにしていないと通知がくることで集中が途切れるのでストップウォッチを使ったほうがいいでしょう。

 

 

外食が集中力をリセットする

 

普段忙しすぎてデスクで食事をパパッととって仕事に戻っている場合はやめたほうがいいです。

時間的に見てみると多く使えるようにはなるんですが、集中力がだだ下がりの状態のため作業の進みはものすごく悪くなってしまいます。

 

外食で休憩をすることで集中力を一旦リセットし次に作業を始めた時高い集中状態を作ることができるというのと、もう一つセロトニンの分泌が増えるんですよ。

セロトニンが不足すると集中力は低下してしまうのですが、外食することで日光を浴びる・咀嚼する・運動するという活動ができてセロトニンの分泌が多くなります。

 

咀嚼に関してはデスクでパパッと食べる時急いでいるのでしっかり噛まずに食べてしまうことでほとんど咀嚼しなくなってるはずです。

毎日外食とか面倒だしお金がかかるという場合は公園で弁当を食べるのでもあり。

 

公園でご飯を食べるのはとてもおすすめで森林浴のリフレッシュ効果もあるため春や秋の気持ち良い季節は公園でランチタイムというのもいいですね。

 

 

仮眠をとる

 

眠気やだるさがある場合は少しでも仮眠をとったほうがその後圧倒的に高い集中状態を作ることができます。

26分の仮眠で仕事効率34%、注意力が54%高まったという研究をNASAが出してるんですね。

 

僕自身が色々な時間の仮眠を試した結果20〜30分程度がベストだと思います。

1時間ぐらいになってくると起きたときのスッキリ感よりも寝ぼけた感じのほうが強くなってしまいその後すぐ勉強や仕事に戻りにくくなるんですよね。汗

 

ひどい睡魔が起こる10の原因とは?眠気に負けて日中のパフォーマンスを落とさないために。

 

休憩の使い方を変える

 

頻繁に休憩を入れるポモドーロテクニックを使って休憩に気をつかっている人でも休憩中の過ごし方によってその後の集中力は全く違ってきます。

休憩時間のたびにスマホを触っていませんか?

 

スマホを触っていると常に情報や気になることが増えてしまうので休憩にならずむしろ脳が疲れてしまうんですよ。

人間の脳は視覚情報の処理に脳のキャパシティの90%を使っていると言われているので、目を瞑ったり視覚をあまり使わない状態を作りたいですね。

 

休憩中は運動や少し仮眠をとることでリフレッシュすることが大切になってきます。

 

 

ウルトラディアンリズムに従って行動する

 

人間の体にはリズムがあることは知っていると思います。

その中の一つとしてウルトラディアンリズムというのがあるんですね。

 

ウルトラディアンリズムはだいたい90分ー20分ぐらいのリズムになっていて90分ほど集中力の高い状態が続き、その後20分ほど集中力の低い状態になるというリズム。

 

このリズムをうまく使うことができるようになると集中力の高い時間帯にバーっと作業をこなし、その後集中力が低い時に休憩することができ流ので作業効率は一気に高まります。

 

ウルトラディアンリズムは90ー20分というリズムですが人によって少し長さが変わるので自分のリズムは試して調整していくといいでしょう。

 

 

ストレスを次の日に持ち越さない

 

ほとんどの人は月〜金曜日に仕事をガーっとして土日に寝たり遊んだりでストレスを解消していると思います。

しかしこの方法は効率が悪いんですよ。

 

なぜなら月曜は土日のリフレッシュで回復しているためしっかり集中して作業できるんですが、金曜日は1週間の疲れが溜まりに溜まって集中力が下がってしまうですね。

この方法ではなく1日の中でストレスもしっかり解消していきましょう。

 

これができれば毎日100%の状態からスタートできるので土日だけでリフレッシュしている状態に比べてかなり効率良く作業を進めることができ、時間をうまく使うことができるようになります。

 

会社勤めだと夜しか時間がなかったりして難しいこともあるが、一つでもリフレッシュするものを作ることでストレスを24時間で調整していくようにしていってみてください。

 

 

約束の30分前に行動する

 

30分も前に行ったら自分の時間なくなるじゃないか!というかもしれません。

しかし早く約束の場所に着くことで大きなメリットを得ることができるんですよ。

 

  • 遅刻しない
  • 自分の時間を作ることができる

 

遅刻しないというのは相手との信頼関係を築くのに必須です。

 

30分前行動をしておけば多少の遅延とか道を間違えた程度では遅刻しないため「この人は約束を破らないな。」と信頼されるようになります。

またカフェとかで待ち合わせにすれば30分前に着くと仕事や勉強を進める時間を作ることができるので時間をうまく活用できるんですね。

 

しかし5分前だと着いてもその5分を有効利用するのはかなり難しいでしょう。

ついでに待ち合わせした時に勉強や仕事をしてる姿を見ると「この人熱心だな。」というポジティブな印象を与えることもできると一石三鳥ぐらいあるんです。

 

 

ファーストチェス理論

 

チェスの名人が30秒考えて打った場合と60分考えて打った手は90%の確率で同じという理論です。

直感のすごさがわかる理論だと思います。

 

なので考えに考えて行動できないよりは直感を信じて行動したほうが良いんですよ。

行動すればダメだった部分がわかり修正できますが行動しなければ全く進まないですよね。

 

今の仕事を何年も続けている場合は特に直感の精度も上がっているので直感を信じるというのも選択肢の一つになってきます。

 

 

本を読んだらアウトプットする

 

たくさん情報を仕入れてその後何もしない人がとても多いですがせっかくの情報と時間がもったいないです。

本を読んで新しく得た情報はアウトプットして自分の記憶にしっかり定着させましょう。

 

また、アウトプットすることで記憶の定着だけでなくその時に新しい情報を手に入れることもできるんですよ。

アウトプットするかしないかで全く変わってくるのでぜひアウトプットする習慣をつけてください。

 

アウトプットって何をしたらいいかわからないという場合はノートに学びを書き出したりしてもいいし、ブログに書いてもいいですね。

ブログに書くとだんだん文章力も上がりますし、場合によってはコメントで他者の反応も得ることができるのでオススメですよ。

 

 

 

まとめ:神・時間術を利用すれば1日の密度は圧倒的に濃くなる

 

「神・時間術」には僕が考えたこともない内容が書かれていて「こんな考え方あるのか!」と思わされる部分もありました。

 

特にストレスに関しては休日に解消していくということが当たり前になってる人が僕も含めほとんどだと思いますが、それを覆されましたね。

 

たくさんのメソッドが記されているのであなたに必要なことも書かれているでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。