小学生のころによく授業でやっていた音読。
中学生のころもやることはありましたがそれ以降どんどん音読する機会って減っていきますよね。
学生時代が終われば音読することなんてほとんどないと思います。
そんな音読ですが実は様々な方向に効果があるんですね。
この記事ではは音読の効果について書いていきたいと思います。
目次
音読をすることで得られる効果
脳のアンチエイジング
文字を見てインプットや声に出してアウトプットをすることができるので脳の血流が良くなり脳の老化を防ぐことができます。
黙読ではインプットだけで脳の働きはあまり大きくありませんが、音読に変えるだけで劇的に脳が働きだします。
セロトニンの分泌も高まるので認知症や鬱の予防にもつながるんですね。
脳のアンチエイジングは始めるのが早すぎるということはないです。
若い間に脳をしっかり使って鍛えておくことで仕事や勉強中の頭の回転が良くなりますし、年齢を重ねてからも何もしていない人に比べて脳が若い状態を保つことができます。
このあたりは筋トレと同じですね。
コミュニケーション能力が高まる
音読をしていると働きが良くなるのは脳の前頭葉が刺激されます。
前頭葉は言語能力や自制心、やる気など様々なことに関係があります。
アスペルガー症候群の人は前頭葉の働きが弱いそうです。
コミュ障の人もある程度前頭葉の働きが落ちている可能性が高いですね。
脳を活性化させる習慣をもち、たくさんの本から語彙を増やすことで言語能力が高まり、人と話すことに抵抗が少なくなります。
語彙力とか関係ないですが外食で自分で注文するのすら嫌だったのが、音読を始めたら自ら進んで注文するようになる程度の改善は音読を始めて数日で感じられます。
ちなみにコミュニケーション能力を改善するために音読をする場合は「高速音読」がおすすめ。
高速音読のやり方は簡単です。
単に読むスピードを限界ギリギリまで上げるんですね。
そうすることで前頭葉がフル活用されるので普通に音読するよりも早く脳を鍛えることができてコミュニケーション能力の改善につながるんですよ。
最初は口が疲れますが1日30分程度を目安にやってみましょう。
眠くなることが激減する
勉強をしようと思っても昼食後すぐとか夜遅い時間帯には眠くて進まないということが多いと思います。
とくに昼食後なんて一応勉強してるつもりだけど実は睡魔と闘ってただけ、なんてことよくありますよね。汗
そんなときに音読をするようにすると眠気はかなり改善されます。
読むことで脳がしっかりと動いてくれるんですね。
睡眠不足とか他の要因も重なってるときは眠くなりますが食後の眠気とはおさらばできます。
少しでも勉強時間が欲しいときにはかなり効果的な勉強テクニックになりますね。
勉強の効率が良くなる
とくに暗記系のものを音読することで単語などを暗記するまでの時間がものすごく短くなります。
目で見てインプットした瞬間口からアウトプットしたものを更に耳でインプットするという一瞬で3回も復習できていることになるからというのも大きいはず。
勉強は復習がものすごく大切ですし、考えながら音読をしているとかなりのスピードで暗記が進むようになります。
これを応用した勉強方法が「人に教える」ということだと思うんですね。
人に教えるには自分で学んだ(インプット)したことを相手に分かるように教える(アウトプット)する必要があります。
この方法を簡単に一人でもできるようにしたのが音読です。
たしかに学力のある人は音読というか勉強中ずっとブツブツ一人で勉強内容を喋っていることが多いです。
学生時代僕はいつも暗記系でもなんでもひたすら黙読でしたが、一緒によく勉強していた子はずっと小声でつぶやきながら勉強していました。
定期テストではそこまで学力を測れないので差はそんなに大きくなかったですが、ものすごく差が開いたのは大学受験。
僕は学力も普通な大学に合格しましたがその子は某国立大学医学部に合格していました。
もちろん音読だけの効果ではないですが音読もかなりこの結果の差になっているのだと今僕が音読で勉強を始めてから感じています。
行動力が高まる
前頭葉には意欲に関する作用もあります。
音読を始めると色々と行動的になってくるんですね。
最初はちょっと部屋片付けるかって感じのレベルですが徐々に外出するのもおっくうじゃなくなる人も多いようです。
まだ外出したくてたまらない!みたいな効果は得ることができていませんが、行動力は高まってきています。
自制心がつく
前頭葉が鍛えられることで自制心も強くなっていきます。
やらないといけないことや将来の自分のためにやるべきことがあるのに面倒で全然進んでないって人には音読で前頭葉を鍛えるのが効果的ですね。
今まで先延ばしにしていた片付けや勉強などもできるようになりますし、始めた後面倒になってきても「めんどうだけどやるかー」って程度には自制心がついてきます。
更に長期間音読を続ければもっと自制心が高まる可能性もあります。
資格に合格したり成功している人は間違いなく強い自制心を持っています。
自制心がなくてやる気に左右されてばかりでは成功するのは難しいですよね。汗
ストレス解消
音読はストレス解消にも効果的!
最初に言ったようにセロトニンの分泌が高まり、落ち着いた気持ちになることができます。
イライラした気持ちが落ち着くだけでもストレスは減ります。
黙読の読書だけでもストレス解消効果は高いですが音読をすることで更に大きなストレス解消効果を得ることができるんですね。
音読できる場所は限られているように見えますが勉強中小声でブツブツ唱える程度なら結構できる場所増えますよね。
カフェで大きな声で音読はできないけど小声ぐらいならできます。
小声だったら隣の人にも何か言ってるけどまあ勉強してるんだな程度で終わるので問題ありません。
周りが気になる方は外では音読できませんが。汗
姿勢が良くなる
音読を続けていると姿勢が良くなります。
理由はめちゃくちゃ簡単でして、音読って姿勢悪いとやりにくいんですね。
椅子に座って前のめりの猫背になってたり、椅子にダラーってなりながらだと呼吸がしにくくて音読が難しいです。
そのため音読を続けるには自然と姿勢を良くするしかなくなるんですよ。
慣れてくると姿勢が良い状態が習慣化されるので音読してる時以外の姿勢も良くなっていきます。
姿勢を正すことで呼吸が深くなり、疲労感減りますし集中力も高まるので勉強や仕事の作業効率も上がるでしょう。
知識が増える
本をあまり読まない人でも上で上げてるような別の効果を得るために音読を始めると当然知識がついていきます。
知識は仕事上での成功を後押ししてくれますし、知性的な人はある程度どんな話でも理解してくれるので話しやすいですよね。
また知識というのは増えれば増えるほど楽しくなってくるのでどんどん音読が楽しくなるでしょう。
知識が増える効果も絶大なので音読で少しずつ読書量を増やして見るといいんじゃないでしょうか。
音読のデメリット
時間がかかる
音読は黙読に比べるとやはり時間がかかります。
なので勉強やしっかりと読み込むための読書には音読を使うと深い部分まで早く理解することができますが、サッと読むものには向きません。
たとえば毎日の新聞とかですね。
もちろん音読の練習としては使えますよ!
外では音読しにくい
人によっては外で小声でも恥ずかしいって場合は外出中に音読をするのは難しくなってきますね。
そういった場合の音読練習は家でやるしかなさそうです。
家では音読、外では黙読と決めておくといいんじゃないでしょうか。
友達とは勉強できない
小声でつぶやいているのが気になってしまう友人の場合は一緒に勉強することで相手の集中を乱してしまうので、相手によっては声を出すのを諦めるしかありません。
どうしても音読で勉強した場合は一人で勉強するしかないですね。汗
ただ個人的には一人でも音読勉強をした方が効率が段違いになるのでオススメです。
大量の文章を読むのには向かない
当たり前ですが黙読に比べて音読は疲れます。
とくに始めて間もない時期は音読した後は口とか喉あたりが疲れててぐったりする人もいるでしょう。
口は慣れれば問題ないですが喉の痛みは腹式呼吸ができないと改善できないですのでしっかりと腹式呼吸もマスターしておきましょう。
喉痛めるかも
カラオケに行ったらすぐに喉が痛くなるって人は音読でも喉痛くなるの早いでしょう。
そういう人は音読を通して発声方法を変えていけばOK。
また部屋が乾燥していると喉を痛めやすいので加湿器も使いましょう。
加湿を意識することで喉痛めるのを防ぐだけでなく、風邪予防にもなりますよ。
まとめ:音読の効果が絶大すぎる。黙読より音読の方が効果高いから試してみて!
音読で得られるメリットに対してデメリットは大したことないと思います。
資格でも受験でも仕事関連でも早くに理解できた方がどんどん進むことができるので音読の習慣をつけてみましょう!
音読して自分なりの解釈を声に出すだけでどんどん理解が進むのでぜひ試してみてください。