小さいころから勉強ができない子とできる子がいます。
もちろんそのときの差が大人になってからもそのまま続くというわけではありませんがどうせなら勉強できて欲しいと思いますよね。
どうせ勉強するならできるようになりたいと思っているはずです。
でも実は勉強ができない子とできる子にはそこまで差はないんですよ。
脳の構造的に天才で誰にも真似できない超人なんていません。
いても数%でしょう。
脳の構造は変わらないのになぜこんなに学力に差がでるのか?できるようになるまでの時間に差があるのか?って気になりますよね。
この記事ではは勉強ができない子とできる子の違いについて書いていきたいと思います。
目次
勉強ができない子とできる子の違い
勉強ができない子とできる子には案外多くの違いがあります。
しかしそれは才能ではありません。
エジソンも学校ではあまりに勉強ができないってことで先生から「やめたほうがいいんじゃない?」と言われて小学校やめてますからね。
では勉強ができない子とできる子の違いをみていってみましょう。
考えながら勉強してない
勉強だけじゃなくスポーツや仕事などあらゆることに共通することなんですが、考えながら勉強をしている子とただただ勉強をしている子では吸収率や効率が圧倒的に違います。
同じ時間勉強しても考えながらやっている子はものすごいスピードで学力が上がっていくんですね。
逆にただ勉強してるだけの子は多少伸びていくけど周りも伸びるので偏差値は上がらないことも。
常に考えながら勉強している子は何を考えているか?というと
- どうすればもっと楽しく勉強できるか
- どうすれば効率良くできるか
- 忘れにくくなる方法はないか
- 前間違えたところは間違えないように工夫する
など本当に色々考えています。
どうやったら効率よくなるかなーと考えながら一年も勉強すれば色々な方法が思い浮かんで相当効率よくなります。
効率が良くなれば良くなるほど普通に勉強してる子との学力差は広がっていくんですね。
圧倒的に勉強量の差
ごくまれに勉強量をこなさなくてもできる天才がいますが、ほとんどの場合学力差は単純に勉強量の差です。
たとえば学校の中間テストの場合。
常に学力トップクラスに居る人となんとなく中間位にいる人ではかなり実力差があります。
常に10位以内にいるような人は毎日宿題とか復習をしっかりやってるんですね。
毎日1時間でも勉強すれば半年で180時間は勉強してることになります。
テストである程度点数をとっている人が試験1週間前から猛烈に勉強して毎日10時間やったとしても70時間にしかならないわけです。
圧倒的に勉強量が違いますよね?
この時点で100時間以上差があるので勉強ができるできないとか以前に勉強ができない子は勉強量が足りてなさすぎるんですよ。
自分めっちゃ頭悪いと思っている人は試しに実力に合った参考書を買ってきて毎日2時間勉強を3か月続けてみてください。
最初の参考書選びを失敗しない限り驚くほど学力は上がります。
結局勉強量が足りなかったんだなってなりますよ!
⇒作業(勉強)量を増やすには?伸びない原因は圧倒的に作業量不足!
復習していない
ちゃんと勉強してるのになーって思ってるあなた。
復習はしてますか?
予習ばっかりしてても成績は良くなりませんよ!
大切なのは圧倒的に復習です。
一回やっただけで覚えるなんて無理がありますよね。
特別な記憶能力があるなら別ですがそんなのないですよね。
復習は回数をこなせばこなすほど定着率が良くなってくるので一回やったら10回は復習するっていう意気込みで復習していきましょう。
10回以内で完璧になったらたまにメンテナンス程度に見ればいいし、10回でも覚えてなかったらもっと回数をこなすといいですね!
復習って一回やったことをやるので面白くないですが成績を良くするには面白くないこともやらないといけません。
面白いことをできる人は多いけど面白くないことをできる人は少ないんですね。
でも面白くない復習でも黙々とできる人が成績上がっていくんですよ。
誘惑に弱い
相当意志が強くない限り誘惑に勝つのは難しいですよね。
ゲームや漫画、テレビに友達との遊びなど誘惑はめちゃくちゃ多いです。
特に勉強を習慣化してない始めてすぐのころは難しいです。
まずは勉強する時間帯を決めてみましょう。
たとえば帰ってきてすぐ1時間勉強するとかですね。
時間帯を固定することで勉強しやすくなります。
ついゲームとかしようとしても「あ、勉強しないと」って思うんですね。
やりたいことを我慢するのもひとつの方法です。
たとえばゲームと漫画とテレビと映画と遊びに行きたいとか4,5つやりたいことがあったとします。
まずはひとつ我慢しましょう。
ゲームをやらないと決めて最初は他のことはしてもOKにします。
そうすることでゲームをしてた時間は勉強に回すことができるんですよ。
ゲームしないことに慣れてきたら今度は漫画を我慢します。
そうすればまた勉強に使える時間は増えますよね。
もう試験まで時間がないほどせまってる場合はやりたいことなんて封印しますが、まだ半年や1年あったら実感わきにくいです。
なので少しずつやりたいことを我慢していくんですね。
長期間やりたいことを我慢するときは少しずつ減らしていくことが大切です。
じゃないとストレスがたまりすぎて勉強も我慢するのも嫌になってやる気がなくなってしまうんですよ。
少しずつ勉強を妨げる誘惑を減らしていきましょう。
どうしても誘惑に勝てない場合は家に帰る前に勉強を終わらせてしまうといいですね。
学校の図書室で勉強したりカフェなどで勉強してから帰れば家に帰ってからは自由に遊ぶこともできますよ!
勉強を継続しない
勉強ができるようになるには継続することが一番必要だと思われる要素です。
どれだけ一回の勉強時間が多くても続けないと意味ないですよね。
少しずつでいいので続ける習慣をつけていきましょう。
たとえば一週間で1時間勉強するのと週6日毎日10分勉強するのとでは勉強時間は同じです。
でも実際定着率でいうと毎日勉強してる方がいいんですね。
勉強を続けるとなんかわからないけど急にわかるようになったりいつの間にかわかるようになってたりするんですね。
まずは続けることを習慣化してみましょう。
本当に毎日10分ずつでもいいです。
10分を1ヶ月続けると5時間は勉強していることになります。
20分勉強したら10時間勉強していることになります。
1日10時間勉強するのは大変だけど毎日20分勉強してるだけで10時間も勉強してるんですよ。
1ケ月で10時間とか少ないなって思うかもしれません。
ですがたいていの人は宿題以外に1ケ月に1分も勉強してないんですよ。
テスト前は頑張りますがそれみんな同じなので特に意味はないです。
みんながやっていないときやっている人がぐんぐん伸びていくんですね。
勉強ができないと思い込んでいる
思い込みってめちゃくちゃ影響します。
結構差がつく部分として勝手に勉強ができないと思っている場合が多いです。
たいていは勉強ができないんじゃなくて”してない”だけなんですね。
毎回90点以上点数をとってる人でも授業中寝て予習も復習もしないと点数はとれません。
勉強ができないと思っている人は一度できるかできないか考えずに勉強してみましょう。
確実に前回よりも点数はよくなりますよ!
親がうるさい
親だけでなく先生とかもですがちょっと遊んでると「勉強しなさい!」とか言ってませんか?
たいていの人はやれ!と言われたらいっきにやりたくなくなります。
これは自分で考えるとわかると思うんですよ。
なので親に「勉強しろ!」っていつも言われてるなら「自分でちゃんとやるからもう言わないでくれ」と言っておきましょう。
もちろん言ったからにはやらないとダメですけどね。笑
勉強するように指導する立場の場合はどうすれば勉強をしてくれるかをしっかり考えてみてください。
少なくとも家で勉強する環境として子供に勉強させてるのに横でゲームとかスマホ、テレビを観てるなんてのはありえないですね。汗
集中しやすい環境を作るのはとても大切です。
親が子どもに全く期待していない
人っていうのは無意識に行動がめちゃくちゃ出ているものです。
また案外相手の反応をしっかりみているものです。
なので親や先生が「こいつは勉強できないから勉強に関しては諦めよう。」という意識を持っていると子どもに伝わってしまってやる気出なくなっちゃうんですよ。
あからさまに態度に出さなくてもバレるので子どもに勉強ができるようになって欲しいなら全力で期待して応援しましょう。
部屋が散らかっている
僕自身最近気づいたんですが部屋が散らかっていると集中力は激減します。
人間って視界の端っこの方にものがあるだけで無意識レベルで注意がそれてしまって集中力が落ちるんですね。
大人ですら起こることなので子どもだったら集中できなくなるなんて当たり前なんですよ。
なので散らからないように勉強部屋を作ってみてください。
その部屋では勉強以外のことはしてはいけない部屋です。
と言っても無理な場合もあるはずなのでその場合は勉強する場所だけでなく周りもしっかりと片付けて物を減らしましょう。
これだけでかなり集中して勉強できるようになりますよ。
休憩が少なすぎる
実は人間の集中力は30分程度しか持たないと言われています。
大人で集中力の訓練をめっちゃしてる場合でも90分ぐらいが限界だとか。
なので子どもが短時間しか集中できないなんて当たり前なんですよ。
よく考えてみるとあなた自身30分も勉強に集中できた記憶ないってことはありませんか?
あなたが親なら自分ができてないことを子どもに期待するのは酷です。
ときどき勉強を始めたらずーっと集中してる人がいるんですがあれは例外です。
「勉強が趣味」みたいな人は遊ぶように勉強をするので集中力が30分で切れるってのが当てはまらなくなるんですよ。
こういう人はそもそも勉強に集中できないというのが理解できないので気をつけましょう。
「俺子どもの頃はずっと勉強してたのになんでこの子は全然集中しないんだろう?」とか思っても実はあなたの方が例外だったりするんです。
休憩は最低でも30分に5分程度はとって集中力を維持していきましょう。
休憩の取り方にも工夫が必要です。
⇒勉強のコツは休憩にあった!?知らないと損する時間を区切るメリットとデメリット
運動不足
子どもの頃から勉強ができる子は運動をしている傾向にあります。
というのも運動って脳が発達するんですよ。
詳しくは「脳を鍛えるには運動するしかない!」を読んでもらえるといいんですが、運動をすることで脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)というものが増えます。
BDNFは頭のよくなるタンパク質と言われてまして、学習能力や記憶力が高まるんですね。
なので体育の授業以外は運動せずガリガリ勉強している子よりも、放課後は公園で走り回ってる子が勉強した方ができる子になったりします。
運動する時間がもったいない!と思ってることが多いですが、科学的にいうと「運動しない時間がもったいない!」といっても過言ではありません。
基礎ができていない
小学校低学年のときは結構勉強できたのに歳を重ねるごとにできなくなってきたという人は基礎が抜け落ちてるのかもしれません。
復習しないとすぐに基礎は忘れてしまいますが、学校の勉強はどんどん進みますよね。
応用に入ったとき基礎がわかっていなければできないですから、勉強ができないこというのは基礎不足だったりするんですよ。
僕も経験があります。
中学生の頃2次方程式がいまいちわからなかったんですが、塾の夏合宿で徹底的に1次方程式の勉強をしたんですよ。
そうしたらその合宿で1次方程式の理解度が深まっただけでなく2次方程式もわかるようになりました。
このように勉強ができない原因が「基礎不足」の場合は時間をかけてでも基礎を勉強し直すことで学力の底上げができます。
まとめ:勉強ができないのは工夫次第で克服できる!
勉強ができる子とできない子の差は勉強できているかできてないかの差です。
まずは勉強してみましょう。
勉強を始めたらどうすれば早く身につくか?とかを考え始めるといいでしょう。