家事のせいで勉強が進まない。
家事超めんどくさい。
わかります。
めちゃくちゃわかります。
ですがそんな面倒な家事って実はうまく利用すれば勉強効率を高められるの知ってましたか?
と言ってもそれでも家事する気にはなれないという人の方が多いでしょう。
家事を日常に取り入れていくことで仕事や勉強もガンガン進むようになり、どんどん自信をつけていくことができれば今まで面白くなかったことも面白くなってくるかもしれませんよね。
この記事では家事で勉強の効率が上がる理由についてまとめています。
目次
家事が勉強に与える効果
脳が鍛えられる
家事は複雑です。
掃除や料理、洗濯って色々なところに置かれているものとかがあるため複雑な動きをすることになりますよね。
複雑な動きって前頭葉を使うので集中力を鍛えることができるんですよ。
家事で得た集中力は勉強や仕事にも応用できるので家事をすればするほど集中力も高まるということになります。
前頭葉が鍛えられることで集中力が高まるのは運動している人をみるとわかります。
学生の頃学年トップの人って運動部じゃなかったですか?
運動をするときの複雑な動作で前頭葉が鍛えられてるので集中力が高くなり勉強にも応用できているんです。
ちなみにですが、同じように家事をする場合でも心を込めて行うようにするだけで前頭葉が鍛えられます。
前頭葉を鍛えることでやる気やモチベーション、集中力が高まるので家事をするときは嫌々じゃなく心を込めて行うといいですね。
その方が自分も楽しく家事できるので疲れも断然マシになりますよ。
家事をするときのコツは「できる限り早く家事をする」ことです。
動きを早くするとその分だけ動作の難易度が上がります。
同じように洗濯物をたたむ場合でも早く畳んだ方が綺麗にたたむのは難しいですよね。
結果複雑さが増すのでゆったりと行うより脳が高速回転します。
脳が高速で動くことでさらに効率よく脳が鍛えられるので、家事を行うときはできる限り早く行いましょう。
包丁とか危険性のあるものを扱うときは急ぎすぎないようにしてくださいね。
優先順位決めが上手くなる
1日に使える時間は決まっています。
家事もしつつ勉強もしたいとなるといかにうまく優先順位を決められるかも勉強の伸びに差が出てくるんですよね。
やりたいことばかりしていては勉強は伸び悩みます。
僕も大学受験のとき世界史が大好きすぎて世界史ばかり勉強してたら英語がやばくて危うく志望校に届かなくなるとこでした。
家事は優先順位を決めないとすぐに手いっぱいになってしまいます。
人によっては洗濯機を回しながら、子どもにも目を向けつつ夕食の準備をしないといけないという状況だったりするでしょう。
こういう割と極限的な状況は無意識レベルで優先順位付けが上手くなっていきます。
家事で上手くなった優先順位付けはそのまま勉強へも転用できます。
瞑想になる
最近はやりのマインドフル瞑想は家事でも行うことができます。
今やってる家事だけに集中して行うことで家事自体が瞑想になるんですね。
家事を瞑想化してしまえば1日10分程度の時間なら余裕で作れますからついでに瞑想習慣もつけることができるでしょう。
瞑想では前頭葉が鍛えられるので、集中力や記憶力・意志力が高まります。
作業興奮を利用できる
「勉強やる気ないなー。」と思いつつも手をつけたら結構な時間勉強してたという経験はないですか?
勉強でこの経験がない人は家の掃除や片付けで考えてみてください。
とりあえず勉強や仕事をやることでやる気が上がってくるんですがでありこれを作業興奮と言います。
作業興奮とは心理学者のクレペリンが発見した「脳の側坐核が活性化されることでやる気出てくるでー。」という心理法則のこと。
勉強のやる気が出ないときでも何か他のことを5分程度行うと側坐核が刺激され、やる気が湧いてくるんですね。
そのため仕事や勉強のやる気が出ない場合は机周りの掃除を5分だけと決めて整理整頓や掃除を行ってから作業に入ると集中しやすいですよ。
ただし側坐核が刺激されることで掃除や片付けのやる気も湧いてきてます。
なので5分だけと決めて掃除から勉強に移行しないとずっと掃除してしまうことになるでしょう。
こうならないためあらかじめスマホなどでアラームを5分にセットしておくといいですよ。
無駄な情報が減る
家事を残したままにしていると頭の中に「洗濯しないと。今日の晩飯何にしよう。」とか出てきて集中力がそがれてしまいます。
そういった無駄を減らすためには家事をこなしてしまうのが手っ取り早いんですね。
また掃除と片づけをして机周りを綺麗にしておけば視界に無駄なものが減り集中力が分散されるのを防ぐことができます。
ついでに必要ないものは整理整頓じゃなく断捨離してしまうのもオススメ。
こうやって先に家事を終わらせておくことで無駄な情報を減らすことと作業興奮によって集中力を高めることができるんですよ。
ただし1時間も2時間も家事に時間を使うと疲れてその後に作業するのが面倒になってしまうので、仕事や勉強前の家事は15分以内にしておきましょう。
痩せる
脂肪が多くなると集中力が下がってしまうということをこのブログでは書いています。
家事って結構身体動かすのでダイエットもしくは体重維持にもつながり集中力を高めることができます。
家事でどれくらいカロリーを消費しているのか?を意識しながら行うと更にダイエット効果は高くなりますよ。
⇒ダイエットすると集中力が高まる5つの理由。太ってるのってやる気もなくなるの知ってた?
時間の使い方を考えるようになる
家事をすると今までに比べて時間の使い方がうまくなります。
仕事して残り少ない時間で家事しないといけないため効率よく進めていかないと時間が足りないですもん。
常に頭を働かせて「どうすれば早く丁寧に家事を進められるか?」考えることで集中力を鍛えることにもつながりますし、家事で鍛えられた集中力はそのまま仕事や勉強にも応用可能です。
意志力が鍛えられる
集中力は意志力と大きく関係しています。
新しいことにチャレンジし続けていると意志力は増していき、仕事や勉強への集中力を高めることができるんですね。
筋力に限界があるように意志力の総量にも限界はありますが、鍛えることである程度まで高めることができるので積極的に家事をして意志力を高めましょう。
自信がつく
人は何かを続けているとそれだけで「自分は○○を続けられるんだ!」という自信がついていきます。
それは関係ないことにまで影響していくんですよ。
たとえば毎日10分でも掃除を続けて自信になると仕事や勉強に対しても「これも続けられるはず!」という自信が勝手に沸いてきます。
そこから仕事の成果が上がれば更に自信になるという無限ループですね。
自信がある状態というのは自信がないときに比べて圧倒的に集中力が高い状態になりますよね。
このやり方あってるかな?とか考えながら作業を進めるのはどうしても集中力散漫になってしまいますし、自信のあることをやってるときの方が同じ作業をするのでも楽しいので集中力は高まります。
うまくいけばフロー状態にも入ることができるようになるでしょう。
家事を勉強にうまく使う方法
- 5分家事をする(作業興奮)
- 25分勉強する
- 5分家事をする
- 25分勉強する
- 以下無限ループ
上記でまとめた通り作業興奮を利用しますが、ここで解説していきますね。
僕が実際に家で勉強や仕事をしつつ、1日中集中力とやる気を維持している方法を例として上げておきます。
ここで使うのはまず「ポモドーロ・テクニック」という方法です。
ポモドーロ・テクニックは簡単に言うと25分作業して5分休憩を繰り返す作業方法。
この5分の使い方が大事。
まず勉強・仕事を始める前の5分で部屋の掃除をします。
掃除機をかけてもいいし、机周りの整理をしてもいいでしょう。
5分あれば洗い物や洗濯物を取り込んだりもできますね。
もちろん5分でアラームをセットしといてください。
アラームがなる頃には体を少し動かしたので、「全然やる気が出ない」という状況は脱しています。
そこで休憩を入れず勉強に向かうんですね。
その後25分だけなので、作業興奮のやる気を使ってパッと勉強することができます。
また休憩に入ったら5分家事を進めましょう。
これを繰り返してると1日中家で勉強できるようになるんですよ。
コツは「5分の休憩中にもう家事が一段落しそうでもアラームなったら勉強すること」です。
あくまで優先順位は勉強の方が上ですから家事は途中でも放置です。
ですが25分・5分のサイクルは1日を通すとたくさんあるので、夕方までには結構家事進んでるんですよ。
最初は家事と勉強の両立の仕方がわからないので僕のやり方ですが、参考にしてみてください。
まとめ:家事は勉強の効率も高める!
家事なんてメンドクセーと思ってる人が大半だと思いますがそんな家事にも集中力を鍛える効果があります。
少なくとも隙間時間全部をゲームとかしてるよりは圧倒的に効果があるので、少しずつでも家事を取り入れてみてください。
あまり時間がない中でもしっかり勉強して自分の目標に向けて進んでいる人もいます。
これは能力的な差ではなくて積み重ねの問題なので、少しずつ家事を勉強の興奮剤として取り入れてみましょう。