塾か予備校に通うかどうか迷ってる。
そんな人多いと思います。
特に中学3年とか高校3年になると”受験”がせまってきていて周りの友達も塾に通い出したりしますからね。
ですが塾は合うか合わないかによって成績の伸びが全く違ってきます。
合わなければメリットを得られず成績は伸びないですし、合えばデメリットがほとんど感じられないのでどんどん成績を伸ばすことができるでしょう。
この記事ではは塾に通うメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。
目次
塾に通うメリット
アウトプットが定期的にできる
勉強で一番大切なのはアウトプットです。
どれだけ暗記とかしてたくさんのことをインプットしても問題集を解いたりしてアウトプットしないと成績は上がりづらいんですね。
なのに暗記とかのインプット勉強に偏りがちな人が多いんですよ。
しかし塾に通うと宿題が出たり授業中に問題を解くことになるので、アウトプットすることが多くなります。
普段暗記とかのインプットばかりしてるなーという人は塾に通ってみるのもいいでしょう。
自習室を確保できる
家で勉強しないという人は特にオススメです。
僕も高校3年の夏ぐらいから塾に通ってたんですが理由は「家で勉強ができないから。」でした。
家で勉強できないのにずっと家で頑張ろうとしても結局勉強しませんよね。
結果どんどん大学受験本番まで時間がなくなるのは、目に見えていたので本格的に勉強を始めるタイミングで塾に通って自習室を確保しました。
周りと競い合える
勉強するとき「周り比べるな!」って言われたかもしれません。
確かに周りと比べて「俺はなんて勉強ができないんだ。ダメなやつだ。」とネガティブなことばかり考えているとどんどんやる気がなくなるので良くないでしょう。
ですが周りにいる同じぐらいの子たちとどんどん競うことで「あいつには負けたくねえ!」って気持ちで勉強するモチベーションを高く維持することができるんですよ。
資本主義社会はどこまでいっても結局競争があるので、競争しても消耗しない考え方を身につけることもできます。
勉強の追い込みをかけやすい
一時的な追い込みが必要な時期ってありますよね。
定期テスト前とか受験前とか。
この辺りの追い込みを一人でやるのってめちゃくちゃ難しいんです。
家で一人だと誘惑がたくさんありますし「そもそも明日試験だからもう遅くない?」とか言い訳も出てきます。
ですが塾に行けば前日でもみんなガンガン勉強してるんですよ。
「やっべ。俺もちゃんとやらないと。」
ってなりますよね。
周りと一緒にラストスパートできるのはかなり大きなメリットです。
強制的に勉強できる
どうしても勉強する気が出ないという人は塾に通うといいでしょう。
塾に通うと授業受けないといけませんし、宿題も出るのでどれだけやる気なかってもある程度強制的に勉強することになるからです。
「やる気なくて強制的に勉強しても成績伸びないのでは?」と思うかもしれません。
確かに積極的に勉強する場合に比べると成績の伸びは良くない可能性があります。
ですが何もせずに家でぼーっとしてるよりは伸びるでしょう。
そして学生ならその少しずつ伸びてる学力が中3、高3の受験シーズンになったとき大きな差となるんですよ。
受験なんて「あと一点足りなくて落ちた!」がありえますからね。
勉強やる気が高まる
やる気は伝染するというのは科学的にも証明されています。
ということはやる気のある人の近くで勉強するだけで自分の勉強やる気も高まるんですね。
ここで気をつけたいのが「隣の人のやる気が伝染する」ということ。
自習室で隣の子が勉強せずにスマホばっかりいじってるとやる気がないのも伝染してしまうんですよ。
レベルの低いクラスの子たちがあまり勉強熱心じゃないのと、レベル高いクラスの子たちが勉強を頑張れるのはやる気がお互いに伝染しあってるからです。
せっかく塾に通うならやる気を高めて勉強したいでしょうからやる気がありまくってる子たちの近くで勉強するようにしましょう。
だいたい学校よりわかりやすい
学校の先生は塾に比べると多くの子どもに教えないといけません。
ということはできるだけ平均的な子が理解できるレベルで説明しないといけなくなるんですね。
結果学力が平均以下の子は理解できないですし、平均以上の子には物足りない状態となります。
ですが塾の場合はある程度レベル別にクラス分けされるのでわかりやすい授業内容になるんですね。
ちなみに学校の先生はダメだと言ってるわけではないです。
学校の先生も1対1で質問しに行くと授業と同じ先生とは思えないほどわかりやすく丁寧に解説してくれる場合があるんですよね。
塾の場合は自分のレベルにあったクラスに入れるし、学校よりも少人数なのでわかりやすい可能性が高いんです。
受験対策がピンポイント
これも上と同じでわかりやすいって感じですね。
学校は受験対策といっても同じクラスの中にいろんな高校・大学を受験する生徒がいるわけです。
なので個別に受験対策をするのは難しいというか不可能なんですよね。
ですが塾の場合は志望校別のクラスがあるので、そこに入れば割とピンポイントに受験対策することが可能です。
関関同立とかMARCHとか早慶とかクラス別にレベルと対策が細かく用意されているのでこの辺りは学校よりもはるかにメリットが大きいでしょう。
受験の情報が多い
塾はたいていの場合最終目標に受験があります。
高校受験とか大学受験ですね。
毎年いろんな生徒が受験していてますし、勉強に対する細かさも学校より細かいことが多いため情報も豊富です。
これは塾が何年もかけて受験対策に力を入れてきているからでしょう。
自分の志望校の情報もかなり詳細に知ることができますからちょっとでも色んなことを知りたいという人は塾通いもありです。
生活習慣が守りやすくなる
これは特に浪人生の場合になりますが、生活習慣を守りやすくなります。
宅浪すると朝起きる時間って自由なんです。
しかも昼寝し放題だし漫画とかゲームにも脱線し放題です。
もちろん脱線しまくってれば当然成績は上がらずに浪人しても志望校には受からないでしょう。
塾や予備校に通えば毎日決まった時間に授業のため塾に行かないと行けません。
塾に行けば自習室があり、周りもみんな勉強してるので勉強するでしょう。
で、勉強が終わったら帰って寝る。
これを繰り返すだけなのが浪人生ですが、生活リズムを守るために塾や予備校はかなり使えます。
成績を伸ばしやすい
成績はある程度周りのレベルが影響します。
例えばあなたが偏差値50はあるけど特待生を狙ってもう少し偏差値の低い高校に行ったとしましょう。
すると周りは自分よりも学力が低くて、そのレベルに合わせた授業がされるのであなたの学力は伸びないんですね。
しかもレベルの低い方が当たり前になってしまうのでいつの間にかぬるま湯に浸かってる状態になります。
そこで塾に通いましょう。
あなたの第一志望を目指すクラスに入れば圧倒的に高レベルの授業が待ってるので目がさめるでしょう。
成績を伸ばすには自分にあった場所が必要です。
授業のペースが速い
学校の授業ペースが遅すぎるという人は塾の授業もありでしょう。
というのもたいてい塾は自分のレベルアップのために通うし短期間で進めるので授業ペースが速いんですよ。
超進学校はそもそも学校の授業ペースが超速いので塾の授業はそんなに効率良くない可能性ありますが、普通の学校よりは速いので「学校の授業おせー。全然進まんやん。」って思う人は塾をフル活用してみましょう。
志望校に対して後押ししてくれる
これかなり大きいと思います。
体験談となりますが、僕も高校受験の時2つの高校で迷ったんですね。
一つは僕の第一志望の高校。
でも内申点と学力両方が余裕はありませんでした。
当日に調子崩したりテンパったら落ちる可能性高いぐらい。
2つ目がワンランク下げた第二志望の高校。
ここは内申点も学力も余裕がありました。
テンパったら落ちるけど調子崩したぐらいなら問題ないぐらい。
で、悩んでるときに塾の先生に相談したんですね。
「行きたい大学とかある?」
って聞かれたので
「関大に行きたいです。」
って話をしたら
「じゃあ第一志望の高校にしとき。第一志望の方から関大にいった生徒いっぱいおるけど、第二志望の方からやとめっちゃ少ないから。周りのレベルが3年後のお前のレベルにも影響するから関大行きたいなら第一志望の方がいい。」
と言われたんですよ。
で、結局第一志望の方を受験して合格した結果3年後関大にも合格できました。
たぶん第二志望の方へ行ってたら関大受かってなかったでしょう。
塾の先生の場合勉強に関して将来まで見越して相談に乗ってくれることが多いです。
もし僕が学校の先生に相談したら安全を優先して第二志望の高校を勧められたと思います。
志望校に対してしっかりと後押ししてくれるのは塾の大きなメリットでしょう。
塾に通うデメリット
費用が高い
塾に通うのは割と費用がかさみます。
でもいくらかかるとは言いにくいんですよね。
たいていの場合科目ごとに授業をとって費用が発生するのでたくさん取れば高くなりますし、少なければ安くなります。
例えば僕の友達は5教科全部取ってたりしたので5科目分塾代が必要になってたわけです。
一方僕は宿題が大嫌いなので自習室だけ借りたいってことで1科目だけしか受講しませんでした。
ということで費用は5科目受けてる子たちに比べて5分の1だったんですね。
このように何科目受けるかとかでも費用が変わるので「めっちゃ高い!」とは言い切れません。
どうしても塾に通いたいけど高すぎるって場合は今のうちは両親にお願いして受験が終わってからバイトして返せばいいんじゃないでしょうか。
自分のリズムが作れない
授業があるので1日単位のリズムは作りやすくなります。
ですが「ちょっと最近英語があまりできないから集中的にやり込みたいなー。」と思ったとき他の授業が入ってたりその授業の宿題とかをしないといけないので、自分のリズムを作るのが難しくなってしまうんですね。
自分のリズムを優先して勉強したい人はあまり多くの授業をとると息苦しくなってしまいます。
生活習慣が乱れる
浪人生は生活習慣を守るために塾を利用することができますが、特に現役生の場合は生活習慣が乱れる可能性もあります。
というのも塾って自習室が22~23時ぐらいまで空いてると思うので、その時間まで勉強して帰ると0時とかになると思うんですよ。
そこからお風呂はいったりすれば寝るのは1時になるでしょう。
朝は早いと思うので睡眠不足になりますよね。
で、土日に午前中がっつり寝てしまって自己嫌悪。
みたいな感じになることがあるので自習室を使う場合も生活習慣乱れないように使っていきましょう。
僕は19時まで自習室で勉強して帰宅後に夕食とお風呂を済ませて23時には寝るようにしてました。
ちなみに塾通いを始めると家族の生活習慣も乱れる可能性があるので気をつけましょう。
考えながら勉強しないと成績は伸びない
塾に通うだけでは残念ながらあまり成績は伸びません。
塾に通ってるだけで「勉強してる」と勘違いしがちなんですが、それだとやらないよりはマシ程度にしか成績上がらないんですね。
塾に通って一気に成績が伸びる子とあまり伸びない子の差は考えてるかどうかです。
どうすれば効率よく勉強を進められるか?どこがわかってないのか?を常に考えながら勉強していきましょう。
授業のペースが速すぎる
個別指導の塾は別として集団だとやはり個人にペースを合わせてはくれません。
一番ペース遅い子に合わせてたら予定の授業終わりませんからね。
なので人によっては授業のペースが速すぎてついていけないということもあるでしょう。
と言ってもわからない箇所は質問しまくればOKなのでそこまで気にする必要はないんじゃないかと。
自分のペースより圧倒的に速い環境にいるとそのペースに慣れるので、あえて居続けるのも将来に向けてのレベルアップにつながるんじゃないでしょうか。
塾はどこに通うかも大切
塾は当然ながら場所によって雰囲気が違います。
先生と自分が合うかとか生徒の雰囲気とか色々あるので、居心地いいなと感じられる塾に通いましょう。
「なんかここの先生いやだ。」と直感的に思ったらさっさとやめて別の塾を探したほうがいいですね。
僕も中学生の時一度塾を変えています。
最初に通ってた塾も嫌ってほどではなかったんですが、なんとなーく微妙だなと思ってたんですね。
で、中学2年に入ったぐらいに約3年通ってた塾をやめました。
その2ヶ月後ぐらいに近くの別の塾に通い始めたら一気に成績上がりまして無事高校は第一志望に合格したんですよ。
正直最初の塾に通い続けてたら第一志望に合格してなかったと思います。
2つ目の塾は雰囲気良かったし先生もめちゃくちゃ熱心に教えてくれたので成績を伸ばせました。
あまり乗り気じゃない塾に我慢して通っても成績伸びないので別の場所探しましょう。
自分のペースで勉強を進めたいならスタディサプリ
「塾なんかいらん!自分のペースで勉強したいねん!」って人はスタディサプリを使ってみてはどうでしょうか。
スタディサプリはあなたが必要なものを提供してくれています。
小学講座・中学講座・高校講座・大学受験講座・ENGLISH講座・日常英会話講座と割と細かく分かれているので使いたいものを使ってみましょう。
しかも大学受験講座で言いますと14日間無料で使えます。
つまり14日間思いっきり使いまくって「スタディサプリしょぼすぎるからいらんわ。」って思ったら解約できるんですね。
またベーシックコース(授業の動画観れるやつ)なら月額980円です。
塾に比べると圧倒的に安いのでバイトしなくても問題ない料金設定ですよね。
980円で何度でも見放題ってやばくないですか!?
「あれ?数学のあの辺ちょっとわかってないみたいだな。見直すか。」って感じで軽く復習できるんですよ。
僕が大学受験するときにあったら塾の自習室でスタディサプリ使って勉強してましたよ。笑
毎月何万もするものじゃないので軽く試して見る感覚で使って見るといいんじゃないでしょうか。
まとめ:塾に通うメリットとデメリットを比べて自分にあった勉強場所を作り出そう
塾は合うか合わないかによって本当に成績の上がり具合が違います。
塾が合えばメリットをたくさん得ることができて成績を効率よく伸ばすことができますが、合わないとデメリットが目立ってばかりで成績はあまり伸びないってこともありえます。
十分にメリットとデメリットを知って塾を活用しましょう。