女性にとくに多い鉄分不足からの貧血。
最近は栄養不足で男性にも増えてきました。
実はこの鉄分不足が集中力にも関係してくるって知ってました?
鉄分が不足すると集中力は落ちてしまうんです。
この記事ではは鉄分と集中力の関係について書いていきたいと思います。
目次
鉄分不足になると起こる症状
鉄分が不足すると血液中のヘモグロビンが減ってしまうため全身が酸欠になります。
これはヘモグロビンが酸素を運んでいてその材料になる鉄分が足りないからですね。
貧血の人はヘモグロビンが不足しているので健康的な状態の時に比べて酸素を上手く運べない状態になっています。
そうなると脳が酸欠になることで頭の回転はがっつり落ちてぼーっとしてしまうため、眠気が起こったりやる気が起きなくなって集中力が低下しています。
酸欠で集中力が低下している状態と言うのは、学生の頃あの小さな教室でたくさん生徒がいるにも関わらず全然換気しなかったときのことを考えてもらえばわかると思います。
めっちゃ眠いし勉強なんて全然やる気出なかったですよね。笑
あれは勉強が好きじゃないというのもありますが酸欠状態でもあったわけです。
また脳以外の全身にも酸素がしっかりと運べていないので健康的なときに比べると身体を動かすのも面倒になり疲労感が出てきます。
もっとひどくなったら倒れてしまう人もいますよね。
貧血からの酸欠の場合は深呼吸とかして意識的に酸素をしっかり取り込んでも意味がありません。
どれだけ肺に酸素を取り込んでも運んでくれるヘモグロビンが少なかったら運べないですからね。汗
鉄分不足になりやすい人
鉄分が不足しやすい人には
- 女性(とくに妊娠中)
- 運動する人(とくにジョギング)
- 子ども
- コンビニ食が多い人
- ダイエット中の人
がいます。
女性(とくに妊娠中)
女性は男性よりも毎月血が流れてしまうのでその分必要量が多くなりますし、妊娠すれば更に必要量は増えます。
男性10mg,女性12mgと女性の方が必要量が多いんですね。
運動する人
運動をしていると汗をかきます。
鉄分などのミネラルは汗から出ていってしまうんですね。
なので夏場は汗が出やすいので不足しやすくなりますし、部活とかに参加していて普段の運動量が多い人はしっかりと補給しないと不足がちになってしまいます。
またマラソンとかサッカー、バスケみたいなとにかく走り回るタイプの運動をする場合はもっと注意が必要になってきます。
走るときに足の裏が地面とぶつかるわけですがその時に赤血球が破壊されてしまって「運動性溶血性貧血」というものになります。
足の裏に強い衝撃が起こるスポーツで多いのでそういった場合はとくにしっかりと鉄分を摂取する必要がありますね。
子ども
子どもはどんどん成長していくので鉄分が必要になってきます。
とくに成長期に入ると必要量が増えるので栄養バランスを整えていきたいところです。
コンビニ食の多い人
コンビニで買えるものってかなり気を遣わないとすぐに栄養バランス乱れるんですよね。
添加物とかで鉄分の吸収を妨げられたりパン食だけだったら鉄分摂れるとこないですし。
昼食だけとかだったらまだ大丈夫ですが3食ともコンビニの場合は本当に気を付けましょう。
できれば夕食だけでも自炊して栄養バランス整えていきたいですね!
ダイエット中の人
ダイエット中は運動量が増えたり食事制限をするのでたいてい栄養不足になります。
痩せたくても何も考えずに食事制限をすると鉄分だけでなく様々な栄養素が足りなくなって体調が悪くなる人も結構いるんですね。
ダイエットをするには体調管理も大切ですので栄養バランスも整えていきましょう。
どんなときに鉄分が不足してる?
鉄分不足の症状としては
- 倦怠感
- 疲れやすい
- めまい
- 無性に氷が食べたくなる
- 頭痛
- 肩こり
などがあります。
とくに女性でジュース飲んだ後に残ってる氷を全部食べてる人とかいましたよね。
そういった傾向がある場合は貧血の可能性があります。
単に氷が好きな場合は別ですが。
ヘモグロビンの量が減って酸欠になることで肩こりや頭痛、疲れなどが起こってしまいます。
疲れの原因が働きすぎとかではなく実は鉄分不足だったということもあるので、最近の食生活から鉄分不足っぽさがあったら意識的に摂るようにしていきましょう。
鉄分が含まれている食べ物
鉄分が多く含まれているものには肉やレバー、魚類があります。
ココアにも含まれているのでレバーとか食べられない人はココアで少しずつ鉄分を摂っていくといいですね。
仕事や勉強中に飲めばリラックスできて集中力も戻ってきますよ!
同じのみものでもカフェインが多く鉄分も含まれていないコーヒーは貧血の人はあまり飲まない方がいいものです。
コーヒーをたくさん飲んでる人って結構多いと思いますが、タンニンによって鉄分の吸収が妨げられてるのでコーヒーが原因で貧血になってる人もいるでしょう。
鉄分の摂取量を増やすには
まずはヘム鉄を増やす
同じ鉄分でもヘム鉄と非ヘム鉄に分かれています。
ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて吸収率がいいので貧血な人はまずヘム鉄を増やしてしっかり吸収していくといいでしょう。
ヘム鉄は肉・魚などの動物性たんぱく質が多いものにたくさん含まれています。
吸収率を高める
鉄分の吸収率を高めるには動物性たんぱく質やビタミンCを一緒に摂るといいですね!
ビタミンCは熱に弱いので加熱すると壊れてしまいます。
デザートにみかんとかのビタミンCが多くて生で食べられるものを入れるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
鉄分不足で貧血になっているのが集中力を保てない原因かもしれません。
酸欠で頭が回っていないとどれだけ「集中力を高める方法」を使っても集中力が高まらないので、なんか集中力に欠けるな。頭ぼーっとするなと思った人は貧血の可能性も考えてみましょう。
フラフラになって倒れるほどでなくても実は症状がある場合もあるので意識的に鉄分摂取を増やしてみて、効果を試してみるのもいいですね!
集中力を更に高めたい方は「記憶力が良くなる食べ物は?ぜひ摂りたい6つの栄養素」も合わせて読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。