ゲームにハマるのは現実が見えてないとかやりすぎは良くないとか言われてますが、まあそこまで悪いことではないと思います。
ゲームしすぎた結果仕事もせず引きこもりニートってのはダメですけどね。
普通に勉強や仕事をある程度して残りの時間ゲームするのは趣味の範囲で考えれば問題ないでしょう。
ゲームにハマるのはそれだけ圧倒的な魅力があるってだけですから。
「なんでそこまでゲームに魅力があるのか?」を知ってその方法を取り入れていくことで勉強や仕事も今より格段に楽しくすることができるんですよ。
この記事でははゲームにハマる理由を読み解いて勉強や仕事に活かしていこうという話です。
目次
多くの人がゲームにハマる理由
ドーパミンの分泌
最近はスマホゲームが主流なので、スマホゲームで考えてみたいと思います。
ドーパミンとはやる気ホルモンとか言われていまして、幸福感とか意欲に関係しています。
たしかにゲームやる前からやってる最中って「超幸せ!」ってわけではないですけど、ある程度の幸福感ありますよね。
ゲームに関しては仕事や勉強に関してよりはるかにやる気出ると思います。
なぜこんなにドーパミンが分泌されるのか
ゲームの中でも特にスマホゲームはドーパミンの分泌がめちゃくちゃ多いです。
理由は報酬の多さ。
勉強してた問題解けるようになったとかテストの点数上がったとか試験に合格したという報酬は回数が少ないですよね。
なので一度にドバっとドーパミンが分泌されますが、普段勉強しているときはドーパミン分泌されないのでドーパミンによるやる気スイッチは発動しにくい状態です。
しかしスマホゲームは違います。
朝起きたらログインボーナスもらえるのでドーパミン出ます。
早けれ1分以内に勝敗がつくためここでもチョロっとドーパミンが分泌されます。
スマホゲームの場合5分もあればできるので、電車の待ち時間とか場合によっては信号待ちでもプレイできますよね。
結果1日中ちょいちょいドーパミンが分泌されている状態になるわけです。
ドーパミンが中毒っぽくなってくるのは一気にたくさん分泌されたときよりもちょいちょい何回も分泌された場合です。
なのでスマホゲームの作りはドーパミン中毒になってすごくゲームを続けやすい作りになっているんですよ。
この方法を勉強や仕事にも取り入れていくとかなり楽しく継続しやすくなるでしょう。
友達とのマルチプレイ可能
ゲームは2〜4人程度でのマルチプレイができるものが多いです。
マルチプレイの良さは
- 複数人でワイワイできる
- 一人じゃできないことも協力してクリアできる
ということです。
この二つを勉強や仕事で取り入れるのはそこまで難しいことじゃないと思うんですよ。
勉強なら勉強会をして数人で一緒に勉強するだけでも一人でやるよりかなり気が楽になりますよね。
お互いの得意な科目を教え合えば自信がつくので勉強自体が楽しくなるでしょう。
仕事でも何でもかんでも一人でやらず誰かと協力できます。
自分が得意なことを引き受けて代わりに相手が得意なことをやってもらうだけでも仕事に対しての気持ちが全然違ってきますよね。
「自分が持ってきた仕事は自分で終わらせないといけない。」とか謎なルールはありません。
勝手に作ってる人はめちゃくちゃ多いですが。
勉強も仕事もどんどんマルチプレイしていきましょう。
そもそも人生自体超大規模MMORPGなんですから。
ゲームはフィードバックが超早い
ゲームって新しいイベントが出てきて1回目は勝てなかったりしますよね。
で、ステージごとに必要なキャラを調整して再チャレンジします。
これを数回繰り返してクリアするまでにドーパミンが分泌されつつ、大量のフィードバックを得ることができるんですよ。
フィードバックとはこの場合「何がいけなかったのか、どうすればいいのか」を指します。
連れて行くキャラとかどの辺で必殺技使うかってことですね。
ただ漫然と勉強や仕事をしているとフィードバックの量が圧倒的に少ないです。
ゲームだと数分の間に何回もくれるのに、勉強や仕事だと1日1回すらない場合あるんですよね。
友達や上司、テストなどの周りからフィードバックをもらえる量には限りがあるので楽しく作業を進めたい場合は自分でフィードバックの数を増やしていきましょう。
たとえばtodoリストを作るのもフィードバックを増やす役割があります。
書くだけだとあまり効果はないですが、ひとつの作業にどれくらい時間がかかったのかとか一日にできたこととか自分に必要なフィードバックポイントを増やしていきましょう!
ちなみにtodoリストに書いたやることを線で消すだけでもやることが進行してる!とあなたが理解できるのでフィードバックになりますよ。
ゲームは頻繁に中断が入る
スマホゲームって終わりがない上に頻繁に中断入りますよね。
信号待ちとか電車内でゲームしていると待ち時間が終われば移動するので、途中でもやめないといけません。
この中断というのもゲームをさらにやりたくなるポイントになります。
これはツァイガルニク効果と言いまして、「途中で止まっているものは終わるまでずっと気になり続ける」という心理効果です。
スマホゲームの場合頻繁にツァイガルニク効果が発動しているのは、普段ゲームをすることがある人ならよくわかるでしょう。
クエストの途中だったり、まだスタミナ残ってたりしますし、そもそも終わりがないですからね。
ツァイガルニク効果を勉強にもうまく活用すれば、「あー勉強ちゃうと半端なとこで終わってるから気になるなー。」って感じになっていきますよ。
目標をめちゃくちゃ細かく分割している
ゲームがとっつきやすいのは目標は細かーく分割されているからです。
もしゲームを始めてすぐのチュートリアルで「世界やばいから魔王倒してねー。これ王の命令な!んじゃ後よろしくー。」とだけ言われてストーリー始まったら何したらいいかわからなくなってやる気なくす人多いと思うんですよ。
基本的にゲームってすごく細かく目標を分割されています。
- 次の街に行く
- その間にレベル上げしとく
- 必要なら散策して宝箱とっとく
とか。
クエストがたくさん用意されていてクリアしていくうちにストーリー進んで行くのが多いですよね。
ちなみに最近のスマホゲームは終わりがないので最終目標に到達することないんですけど、代わりに圧倒的な報酬回数とかガチャでドーパミン出させまくってユーザーを確保しています。
ギャンブル性を勉強や仕事には使えないですが、目標を細かく細かくしていってあなたが行動しやすいようにハードルを下げることで面倒くさいという気持ちを回避して作業を進めることができるようになります。
勉強や仕事でも細かく目標を砕いて達成していけばドーパミンが出るのででかい目標一つだけクリアするよりも楽しく作業できますよ。
進む方向が常にわかっている状態にある
ゲームって次がわからないってことないですよね。
スマホゲームでは常に次のクエストが用意されていますし、家庭用のRPGでも「次は〜へ行こう!」みたいなヒントくれます。
進路がわかっているっていうはモチベーションを維持するのにとても大事です。
なのですが勉強や仕事になるとすぐに進路見失うんですよー。
見失うというよりは設定してない人の方が多いですね。
進路というのは短期間で言えば大学どこの何学部に行きたいかってことですし、今後どういう風に仕事していきたいかってことになります。
進路は放っておくといつのまにか見失ってたりするので週末とかちょっとまとまった時間のある時に見直しておきましょう。
難易度調整が絶妙
クソゲーと良ゲーの差の一つとして難易度設定があります。
時々最高難易度!みたいなこと書いててただの無理ゲーだったり最高難易度のくせにめっちゃ簡単だったりするのでそういうゲームは基本的にクソゲーです。
ゲームの場合はすぐに「これはクソゲーだ!」とわかるのに同じことを勉強や仕事ではやっちゃってるんですよね。
人が一番チャレンジ精神を持ちつつ諦めずに行動できるのが成功率50%ぐらいの時と言われています。
クリアできるかできないかマジで微妙なところって感じですね。
確かにゲームでもスポーツでもライバルって言われるいつもいい勝負できる人と対戦してるときが一番実力発揮てできるし楽しいんですよ。
勉強だとあまりにも今の自分よりも高いレベルの問題集に手をつけたり簡単すぎてあくびが出るようなことばかりやってる人が多いのです。
そりゃあ集中できないしやる気でも出ないよと。
問題集なら5〜7割ぐらい正解できるものを選びましょう。
これが1、2割しか正解できないやつなら面白くなくて諦めてしまう可能性が上がります。
逆に9割以上正解できるのも新しいことを知れることが少なくて面白くないのでやめてしまう原因になるでしょう。
現実世界ではほとんどの場合誰も自分にちょうどいい難易度の作業をくれないので、自分でいい感じの難易度になるよう調整して仕事や勉強を始めればチャレンジ精神を持って作業できるようになります。
承認欲求を満たしやすい
承認欲求は「マズローの5段階欲求」で一番上の自己実現欲求に入ります。
そんな自己実現ですがゲーム世界だと現実に比べると承認欲求を満たしやすいですんですよね。
ゲーム内の努力は現実世界に比べるとプロゲーマー目指さない限り精神的にかなり楽です。
ある程度工夫とか関係なく時間とお金をぶっ込めば強くなれるので。
相当変なことしない限り強い人は尊敬されます。
頼れる人になるにはゲームの中だと簡単なんですねー。
でも現実だとそうはいかないですよね。
工夫と自己改善をし続けていかないとどんどん相対的に遅れていってできないやつ認定されます。
逆にいうと現実世界の勉強とか仕事においても工夫と自己改善を続けていけば承認欲求を満たすことは全然可能なんです。
例えばあなたが管理栄養士で栄養に関しては詳しいとしましょう。
でも同じ管理栄養士の人と働いていると自分よりすごい人なんていくらでもいるので承認欲求を満たすのは難しいわけです。
じゃあ場所を変えてみてください。
例えば今ならトレーニングジム。
ジムでしっかりトレーニングをしている人はダイエットなり筋肉を大きくしたいので栄養学にも興味津々です。
そんな人たちの間でなら管理栄養士として栄養に関して詳しいのは十分に尊敬される可能性のある分野と言えるでしょう。
あとは自分のコミュニケーションの取り方次第となるわけです。
ゲームでもある程度のレベルを超えてくると工夫と練習が必須になってくるのでこの辺りは現実世界を同じだと考えればリアルでも頑張れそうな気がしませんか?
くじけそうな場合はフィードバックを短時間に何回も入れられる工夫をすればOKです。
ゲームではできることが早いペースでどんどん増えていく
できること増えるのって楽しいですよね。
ゲームの場合はレベルアップしたりキャラが強くなればどんどんできることが増えていきます。
ゲームの場合はできることが増えるの早いんですよね。
人がやる気を出す人の理由としてできるからというのもあります。
勉強大っ嫌いでテスト勉強すらしないのにテストは常に90点以上という人はいないでしょう。
数学も英語も苦手でハマることがないのはなかなか「できること」が増えないからですね。
ちなみに本当はしっかりと順を追えばほとんどの人は数学も英語も苦手意識を持つことないレベルぐらいまではいけるんですが、やり方を間違えているためみんな勉強嫌いになっちゃってるだけです。
苦手意識の改善に関しては別の記事で書きたいと思いますので、ここではできることをどんどん増やしていけば勉強とか仕事もハマるよーってことを覚えておいてください。
まとめ:ゲームはハマる要素てんこ盛り!勉強とか仕事にも使えること多いから取り入れて楽しんでいこう
ゲームには心理学や科学を駆使してハマる要素がたくさん盛り込まれています。
なので同じ方法を思いっきり勉強や仕事にも取り入れることができればハマる可能性が十分にあるんですね。
勉強のゲーム化、仕事のゲーム化をして少しでも楽しい要素を増やしていきましょう。
ゲーム化については以前「勉強はゲーム化することで面白くなる!ゲーミフィケーションのやり方」を書いてますので参考にしてみてください。